屋根塗装のほか各種屋根工事も施工させて頂いてます。
屋根塗装には、通常の塗装、遮熱、断熱と3通りの塗装方法があります。
屋根に当たる太陽光を反射させ、節電効果のある遮熱塗料はこちらから
遮熱や断熱は省エネにも大変効果があります。
一級塗装技能士が施工する屋根塗装
カバー工法・スレート張り替え、瓦から金属屋根にもできます。
コロニアル屋根
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トタン屋根
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カラーベスト・アーバニー
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モニエル瓦(洋瓦)
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鋼板(折半)屋根
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アスファルトシングル
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コロニアル屋根塗装は、トラブルが少なくありません。
外壁よりも紫外線の影響がつよく、雨も直接あたる過酷な場所です。
■紫外線での劣化による塗膜のはがれ
夏場のコロニアル屋根の表面は、まるで卵が焼けそうなくらい猛烈に暑くなっていますので、靴をはいていても、足のウラが軽くやけどしたような状況になることもあります。
そのような場所ですから、作業の省略が原因で塗装(塗膜)がはがれてきたりするケースも多いようです。
築10年前後の家の場合、だいたいのお客さんが外壁とともにコロニアル屋根も一緒に塗装されることが多いのですが、なかには外壁塗装のみという方もいます。
■藻やコケの発生
確かに、藻やコケの発生がおおく見た目もよくないとしても、それがすぐに雨漏りをさせる原因にはつながらないからです。
下の写真は、築18年のお宅の屋根ですが、外壁塗装は過去1度、屋根塗装は今回が初めてでした。コケ・藻がさすがにビッシリと生えていました。
■鉄部の劣化
ただ、コロニアル屋根というのは鉄部もあります。
10年程度経っていれば、必ずというほどクギが抜け掛かったりしていたり、サビている可能性も考えられます。
スッポリとないところや、下地の木部も腐りかけて釘が効かないようなところもあります。
めったなことではないので、そこまで心配しなくてもいいと思いますが、過去に鉄部のトタンが飛ばされてしまったというお客さんのはなしを聞かされたこともあります。
耐久性だけを考えれば、コロニアル屋根本体部分よりも、この鉄部のほうが先に痛んでしまう可能性が高いといえます。
■スレートの反り返り
塗装が剥げ落ち、紫外線や雨の影響から、コロニアル屋根そのものが反りあがったような感じになっている状態です。
板(スレート)と板のあいだにすきまが開いています。
塗装だけでなく、クギのうち直しなどの補強もあわせた屋根塗装工事をおこなっていきます。
■ひび割れ
年数が経過するほどもろくなって割れやすくなります。場所によっては歩いてひびが入ることもあります。数ミリとはいえタスペーサーなどの縁切り部材なども年数が経つにつれて割れやすい状況になるという事を覚えておいたほうがいいでしょう。
屋根のひび程度や部分的な欠けは、コーキングなどで処理して塗装することもできますが、上から下まで縦にひび割れていたりする場合は、雨漏りの危険性も考えて張り替えをします。
1枚1枚の差し替えもできますが、場合によっては雨押さえ板金を一旦取り外して張り替える場合もあります。
・神奈川で区屋根の部分張り替え
・屋根材が飛んだ藤沢の部分張り替え
当店の場合は、板金塗装技能士でもある大工の内田が担当しています。社内職人である内田で工事させていただくと、屋根葺き替えもリフォーム屋さんより安価にてできます。
・足場があるときのついでの工事
■縁切り
塗装をすると屋根材の重なり部分が塗料で詰まり、雨水が上方向に上ってしまう毛細管現象や、突き合わせ部の隙間から入った雨水の逃げ場がないため、塗料の詰まりの部分をカッターなどで切り込みを入れて隙間を作ってあげることを縁切りといいます。 現在はタスペーサーという縁起りの部材を重なり部分に差し込んで隙間を大きくしてから塗装するという方法が一般的です。
ただしタスペーサーを入れた後の作業は、その真上を歩くなどして職人自身気づかないうちにひび割れさせてしまうというケースとならないよう、作業には注意が必要となります。
■はじめての屋根塗装では縁切りは不要?
初めて屋根塗装をする場合は、屋根材の重なり部分に隙間があるため、本当に縁起りが必要になってくるのは、塗料の厚みが増してくる2回目以降です。ただどうしても縁起りを希望する方にはタスペーサーを使用しています。また、勾配(屋根の傾斜)が少ない場合は、縁起りの必要性が出てきます。
塗料の詰まり以外では、コケ類の激しい発生で屋根の重なり部分が詰まってしまったり、畑などが多い地域、たとえば横須賀方面では畑の砂ぼこり、湘南地区方面では海沿いにある松林の細長い葉、というように地域性があるような状況に出くわすようなこともあります。いずれも耐久性が一番なので、それを重視した施工を致します。
はじめての屋根塗装時は、屋根材の重なり部に隙間があるため、タスペーサーがスカスカ状態になって、縁起りは不要なことも少なくない |
![]() 縁起り不要なはじめての屋根塗装。雨樋が土につまる様子も。 |
![]() 屋根塗装前の下地調整・高圧洗浄。 |
![]() 一級塗装技能士、星野による上塗り仕上げ。 |
![]() コロニアル(カラーベスト)屋根の縁切り。タスペーサー不使用時の縁切り作業。 |
![]() 白く塗った遮熱下塗りからの中塗り作業をする塗装指導員・一級塗装技能士の須藤。 |
①高圧ジェット水洗 こびりついたコケ・藻などをエンジン式の高圧洗浄により削り取るように洗います。状況によって、洗浄前にバイオ殺菌処理することもあります。 |
②鉄部下地調整 サビを落としたり、塗装をはがさせないよう密着性を高めるため、鉄部を研磨をします。ついつい飛ばされがちな工程ですが、重要です。 |
③鉄部サビ止め塗装 屋根全体を塗る前に、鉄部にのみサビ止め塗装をしておきます。 |
④屋根シーラー下塗り 後から塗装がはがれないように、シーラーという塗料を下塗りします。簡単に言えば接着剤です。 |
⑤屋根中塗り シーラーが乾いたら、中塗り塗料を塗ります。サビ止めをした鉄部にも同時に塗っていきます。 |
⑥屋根上塗り 中塗りをした上から、仕上げの上塗りをします。右側が上塗りでツヤがありますが、手前は上塗り前。 |
⑥屋根上塗りパート2![]() ローラーで最後の仕上げです。 |
完成 縁切りをして完成です。 |
完成![]() ツヤが出て、きれいになりました。コロニアル屋根塗装の完成です。 |
トタン屋根は、コロニアル屋根に比べて、比較的古いお家の屋根によくみられます。
町工場によく使われているようなイメージもあるのではないでしょうか。
住宅の塗り替えでは、大屋根に使われているときももちろんありますが、割合としては大屋根が瓦の場合、下屋根(1階の屋根)がトタンという具合の家も多くあります。
■さびや古い塗膜のはがれ
トタン屋根は、経年により、さびや古い塗膜のはがれが多く発生します。
トタンの中でも特に鉄板に亜鉛が施されているトタンでは、塗膜のはがれのトラブルが多く、一度はがれたところへの再塗装は非常に困難で、念入りに塗装をしたつもりでも、また剥がれてしまうなどの症状も少なくありません。
■木部の腐食
トタン屋根は、軒先から雨水が回り込みやすく、桟や下地の木材が腐食しやすいです。
錆を長い間そのままにしていると、平場部分でも穴があいて下地に雨が回ってしまうこともあります。
トタンの下に敷いてある防水紙(ルーフィング)もボロボロになっている、下地まで大きく腐食が進んでいる場合は、補修や葺き替えをする場合もあります。
上記画像の葺き替え
①下地調整 施工前のトタン屋根です。 |
②サビ さびが発生しています。 |
③釘の打ち直し 浮いている釘を打ち直しています。 |
④ケレン![]() サビや古い塗膜を削り落としています。 |
⑤さび止め塗装 サビ発生の防止と、後から塗装がはがれないように、サビ止め接着塗料を下塗りします。 |
⑥さび止め塗装・全体 さび止め塗料を全体に塗装しました。 |
⑦中塗り塗装 中塗りをしていきます。 |
⑧中塗り塗装・全体 全体の塗装が終わったところです。 |
⑨上塗り塗装 上塗りの塗装が終わり、仕上がったところです。 |
![]() 波トタン屋根の下地調整ケレン作業の風景です。塗装技能士の曽根が専用道具を使って、古い劣化した塗膜やさびを丁寧に落としています。 |
![]() 左記の波トタン屋根の下地調整・さび止めを経て、仕上げに入る前の中塗りの状態です。中塗りの状態でもつやが仕上がりのようです。 |
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>> こちらの波トタン屋根の詳しい塗装作業の様子 |
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屋根材のスレート一枚一枚の間に溝があるため全体的にローラーが入りきらない場所がほとんどで、美しく完成させるためには、刷毛で1本1本溝を埋めるように塗装する必要があります。数的には、一般的に多く普及しているコロニアルに比べごくわずかです。
・一般的なサイディング外壁とアーバニー屋根塗装の工事例
・モルタル外壁とアーバニーの屋根塗装工事例
モニエル瓦は他の屋根と比べると、スラリー層という加工がしてあり、剥離の危険性が高くなるためモニエル瓦用の専用塗料を使用しないと剥離の危険性が高まります。塗料選びが非常に重要になってきます。
また、棟部分のモルタルが崩れている場合もあるため、補修が必要かの判断も必要で、修復が必要な場合もでてきます。
アパートや工場などで使わることが多い屋根です。屋根の形がW型なので、トタンなどの割合と平面の面積に比べて実面積が大きく、塗りにくいのも特徴です。
また取り付けていられているボルトが先にさびているため、念入りなケレンとさび止め作業が必要になってきます。塗料はトタンなどの鉄製やスチール製と同じ塗料を使います。
・折半屋根の工事例
鉄筋コンクリートの建物に使われています。コロニアルと同じ塗料でOKです。