塗装関連の許可・資格
良い仕事をするはずの一級技能士が、良い仕事ができないたったひとつの理由
「塗装技能士がいる」という選び方ではなく、
「塗装技能士が働きやすい環境がある」という選び方をしましょう。
一級塗装技能士とは、厚生労働省が実施する技能検定に合格した者に与えられる資格です
資格についての詳しい話は受検案内を参照していただくとして、
基本的には「一級塗装技能士=塗装工事のプロフェッショナル」と捉えていいと思います。
もちろん、資格のない方でも優れた技術を持つ方がいますが、
偶然にそうした職人に巡り会う可能性は決して大きくありません。探し出すのも困難です。
また施工後の写真だけで「良い施工」「悪い施工」を判断するのは不可能です。
例えば、100軒の施工実績があったとして、
そのうちの50軒が手抜き工事、50軒がまっとうな工事だとします。
100枚の写真を見せられて、
「さーて、手抜き工事はどれでしょう?」
と聞かれても、正直どれも同じに見えると思います。
だからこそ資格の有無は、塗装業者の優劣を判断するための重要な要素になりうるのです。
では、一級塗装技能士がいる塗装会社は必ず優れているかと言えば、
そう言えないのが塗装業界の複雑極まりないところ。
なぜなら、一級塗装技能士の腕が存分に活かせるかどうかは、
ずばり、会社の経営方針次第ということが大部分だからです。
会社の経営方針とは、良質な工事をするために必要な工期やコストなどのことです。
塗装技能士が良い仕事をするための条件とは?
仮にあなたが、優れた塗装技術を持つ職人だとしましょう。 通常であれば材料費20万円、納期が10日かかるところを、 会社の上司から「材料費10万円、納期は5日で終わらせろ」と言われたとします。 さて、どうしますか?
「そんなの無理だよ」
と思われるかもしれませんが、それが無理ではないところに塗装工事の怖さがあります。
では特別に! うまい手抜き工事の方法を伝授しましょう。
① 塗料を薄めて材料費を削ろう
材料費を削るための最適な方法は塗料を水で薄くのばすことです。
通常の希釈率は塗料:水=9:1(8:2)程度ですが、
それ以上に薄くすれば塗料は少なくすみ、
かつ薄めた塗料は塗りやすいので作業時間も短縮することができます。
② 下準備は適当にすませてしまおう
塗装工事で最もコストがかかるのは、ずばり「人件費」です。
塗装に入る前の養生工事や高圧洗浄も適当にすませてしまいましょう。
屋根の上やひさしの上など、見えないところは時間をかけずにさっさと終わらせましょう。
③ 「早く終わらせて」は神の声
施主様によっては「できるだけ早く工事を終わらせて」とおっしゃる方もいます。
そのご要望に応えて、本来は三度塗りをしなければならないところを
二度塗りで済ませましょう。工期が格段に短くなります。
④ 質問には専門用語で答えよう
施主様に都合の悪いことを聞かれたら、専門用語や当たりさわりのない知識を並べ、
ケムに巻いてしまいましょう。
いかがでしょうか?
これらの方法は塗装職人なら誰でも知っています。
どれほど優れた技術を持つ一級塗装技能士であっても、
会社から手抜きの指示がでれば従わざるを得ません。
一級塗装技能士の真価が発揮できるのは、
必要な材料と充分な施工時間が与えられた時だけなのです。
もっとも現在の業界事情をいえば仕事確保が困難なためにやむなく高額な費用を支払って作業するフランチャイズ塗装店や、一括見積サイトの仕事をしなければならないほどの状況に追い込まれている業者の場合、自らの仕事に取り組む考え方とは裏腹に泣く泣く工事の質を落としている現状もあります。
私たち塗装職人の職人たち
私たち株式会社塗装職人では代表者と職人が、一級塗装技能士では代表を含め5名、二級塗装技能士が1名います。
職人向けの動画になります。一級塗装技能士、調色・吹き付け・スプレー試験対策
塗装指導員と一級塗装技能士の合格者数
平成19年 | 平成20年 | 平成21年 | |
一級塗装技能士 | 116名 | 87名 | 83名 |
塗装指導員 | 6名 | 12名 | 6名 |
塗装技能士は実務経験7年で受験資格があるのに対して、塗装指導員は15年が必要になります。
以下、それぞれの資格を詳しく説明していきます。
厚生労働大臣認定の国家資格、一級塗装技能士。
実務経験7年で受験資格が与えられます。
1年に1度、実技と学科の試験があります。
合格率半数以下というかなり厳しい資格でもあります。
パテ、けがき線の中でハケによる見切り塗装、スプレーガン、調色、玉吹きなどの実技試験と、学科があります。
厚生労働大臣認定の国家資格、一級塗装技能士。
最近では一級塗装技能士という言葉をよく聞きますが、それだけで業者選びをするのも注意が必要です。
神奈川知事免許 塗装科職業訓練指導員
職人を塗装技能士などに育成させることができる免許です。
わかりやすく言えば「塗装の先生」です。
一級塗装技能士よりも上位に位置する資格です。
連続7日間の指導理論の学科講習と実務をこなし試験となります。
業界の中でも取得者の極めて少ない免許ですが、当社では代表の曽根と川口、竹内、柳澤、星野の5名が取得しています。
神奈川県知事認定 塗装科職業訓練指導員免許
塗装工事業 神奈川知事許可
工事実績10年以上の業者に認可されます。
「不正または不誠実な行為をするおそれが明らかにない業者に与えられる」
という規定も明記されていますので、経歴と合わせて業者選びのひとつの判断基準になるのではないでしょうか。
塗装工事業の許可は、工事金額500万円以上の工事に対しては必須です。
ただ、一戸建ての一般の住宅塗装の場合は、どんなに多く見積もっても200万円の費用まで届くことはまずありません。
アパートの塗装工事や、マンションやビルなどといった改修工事や修繕工事に限られてきます。
塗装工事業 神奈川県知事許可。
有機溶剤資格・足場作業主任者
2日間の講習と簡単なテストに合格すれば取得できるため、多くの職人さんが持っている資格です。
塗装関係以外の資格
自治体や社会福祉協議会等の窓口を通じて、介護保険制度に基づく住宅改修や住まいのバリアフリー化などに対応できる施工業者の登録です。
塗装とはまたちがう増改築をするための登録証です。