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保土ヶ谷区
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4階建ての鉄筋コンクリート(RC)のマンションです。
汚れが全体的に、クラック(亀裂)も全体的に及んでいました。
外壁はアンカーピンニング・エポキシ樹脂注入工法と言って、テストハンマー(打診棒)を転がし、打音の違いによって、モルタルの浮き部を調査して行いました。
浮き部はコンクリートに達するまで穴(穿孔)を開けていき、主剤と硬化剤を混合した二液型のエポキシ樹脂をグリスガンに詰め、穴に注入していきます。
強い力で注入すると圧力でモルタルが余計に浮いてくることも考えられるため、力を加減して注入を行いました。
その穴に全ネジステンレスピンを突き当たりの奥深くまで挿入していき、コンクリートとモルタルのすき間に対して、アンカー効果で剥離を防止します。
屋上防水は、高圧洗浄後に伸縮目地を撤去して、バックアップ材を入れシール処理。
ドレン周りを樹脂モルタル成型後、ウレタンにて防水処理後、屋上平場全体に絶縁シートを敷き、ディスク盤をアンカービスにて設置、固定した後、フェンスの手摺り基礎をエポキシ樹脂接着剤とステンレスピンにてアンカー固定。
同時にディスク盤に塩ビシートを機械固定というものをしました。
まわりには落下防止用の手すりフェンスが設置されているので、そのフェンス架台のウレタンは塗膜防水をしました。
屋上ペントハウスのアスファルトシングル材の屋根塗装も一部塗装させていたただきました。
各階のバルコニーベランダも同じくウレタン塗膜防水を施しました。
室内階段は、遮音性のある大手メーカー「タキロン」のタキステップというビニル床シート(長尺シート)を使用。
防滑性階段用床材なのですべりくい特徴も持ち合わせる高性能なビニール床シートです。
踊り場も遮音、防滑性の床シートを張りました。
下地の処理としては、床のクラックが各階全体に及んでいましたので、エポキシ樹脂を注入してのクラック処理とディスクサンダーで研磨をしました。
コンクリートの階段や通路に革靴やヒールの歩行音が響いてうるさいという理由での施工でしたが、見た目も上品です。
開放廊下の床通路は樹脂モルタルによるクラック処理と下地
調整後立ち上がり部分はウレタン塗膜防水。
床には外部開放廊下・防滑性ビニール床シートの「ロンマット」を設置。
軟質ビニル樹脂がもつ弾力性で歩く音もずっと響かなくなりました。
外壁塗装については、当初セラミックシリコン塗装にするかフッ素塗装にするかだいぶ悩まれていました。
塗料価格もセラミックシリコンと今回使用したフッ素では、材料代の値段だけでいうと3倍程度の価格の開きがあったからです。
使用したフッ素塗料は、このころ日本ペイントで発売したばかりの最新のふっ素塗料です。
マンションでは戸建て住宅より面積が大きいため、フッ素塗料は値段が張るので、メーカーの人にも下地について相談をうけました。
工程は普段どおりシリコンと変わりません。
施工前には外壁補修をおこない、下地を磐石にしました。
そのほか屋上防水、ウレタン防水、ビニル床シートなど、ほぼすべてに渡って手を入れさせていただきました。
お昼には職人の人数分だけの出前やら、工事完了後にはたくさんの、「幻のワカメ」までいただき、本当にこちらがよくしていただいて感謝、恐縮でした。
マンション外観です。わかりづらいですが、汚れが外壁全体に、ヘアークラックもかなりありました。 |
屋上です。伸縮目地は打ち直しをした後です。 |
塩ビシート防水です。 |
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フェンス架台基礎まわりは、エポキシ樹脂で完全固定して、ウレタン防水しました。 |
モルタル外壁の浮きが広い範囲で確認できました。穴をあけてエポキシ樹脂を注入して浮きを固定します。 |
室内階段の踊場付近です。貫通クラックにより、エフロレッセンスの白い跡がありました。 |
フッ素塗料缶の上には、「最上級の塗料で塗り替えよう」と書いてあります。 |
フッ素塗料は2液タイプです。主剤と硬化剤のふたつの液を混ぜ合わせて使うタイプです。 |
これは下塗りです。薄めすぎないように気を配りながら塗装します。 |
代表の曽根(私)と、オーナーさまです。中塗りの説明ですね。 |
4階の外壁の中塗りです。 |
開放廊下の塗装です。居住者さまの出入りがあるので足場は組めないため、脚立や長柄(棒)をつかって塗装しています。 |
室内階段です。踏み板の金具は撤去した後です。 |
オーナー様いわく、歩行音が響くということで、遮音・防滑性階段用床材のステップを取り付けます。 |
廊下にも遮音性ビニル床シートを敷き詰めます。 |
完成です。 |