教えて!株式会社塗装職人 VOL.20・塗装作業は「3回塗り」が基本
(塗装面に厚みを持たせるための「中塗り)
神奈川県全域をカバーする地域新聞「タウンニュース」
横浜市保土ヶ谷区版の定期連載コーナー「外壁塗装Q&A」
Q…前回は塗装作業の土台を支える『下塗り』について教えて頂き必要な塗料等を知る事ができました。今回は次のステップ『中塗り』についてご説明下さい。
A…はい、わかりました。一般的に住宅の外壁塗装はシーラーと呼ばれる接着剤を用いた『下塗り』と今回お話する『中塗り』、そして仕上げとなる『上塗り』の3回塗りが基本となります。
Q…具体的な作業内容などを教えて下さい。
A…下塗り作業の完了後、塗料が乾燥した時点で行うのが「中塗り」です。この作業には通常、「上塗り」と同じ種類の塗料を使用します。
例えばシリコン素材の塗料なら、中塗りも上塗りも同じシリコン塗料で塗る、という訳です。
Q…作業の注意点などはどういった部分ですか?
A…塗装面に厚みを持たせるために無理をして、一度に多くを塗ると塗料材が垂れるなどして仕上がりに悪影響が出てしまいます。これを防ぐ意味でも「中塗り」は重要な作業といえます。
多くの場合、中塗りと上塗りの色が同じになるため、中塗りがしっかり塗れているかを確認する意味で、上塗りとは違う色で中塗りをする場合もあります。
Q…手間と時間を費やして完璧な仕上がりを目指す、という訳ですね?
A…ええ。今の塗料は乾きが早いため、作業を行う季節にもよりますが、乾燥時間はだいたい下塗りも中塗りの場合も、それぞれ半日程度です。
当然、下塗りを行った翌日が中塗りといった具合で作業していきますが、風通しがいい場合や気温が暖かくなってくると、同じ日に下塗りと中塗りを行える場合もあります。
またモルタル材やサイディング材を用いた作業の場合でもこの工程は殆ど同じです。
教えて!株式会社塗装職人連載コーナー講師プロフィール
外壁塗装専門店 株式会社株式会社塗装職人代表曽根 省吾
事務所 横浜市保土ヶ谷区西谷町1235-9 045-382-3600
今週のひと言
プロは仕上がり具合を左右する「中塗り」をしっかり行っているのです。
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