線出しのためや汚れ防止など様々な場所で施される養生。この養生1つで仕上がりに格段の差が出ます。
1軒はもう仕上がっているのでこれから壁を塗った時に軒を汚さないようにと、塗り分けた時に色の境をハッキリと出す為の養生をしています。この作業を線だしとも言います。時には刷毛1本で線出しをする事もあり、職人の腕が問われる作業の1つです。
2サッシの養生です。テープが浮かないようにしっかり指で押さえつけます。テープが浮いてしまうと養生の意味が無くなってしまい、線だしをするにも境が綺麗に線が出なくなってしまいます。
3エアコンカバーの養生です。こちらも同じく浮かないように抑えつけながら養生していきました。狭く細かいところの養生作業は、より神経を使います。
4軒の中塗りです。軒のようなフラットな面はローラー目がでないよう毛が短いローラーを使用して作業します。隅の方などローラーでは上手く塗れない所は前もってダメ込みしてありますね。
5下屋根の養生です。下屋根はまだ上塗りをしていませんが壁を塗った時に塗料を垂らして屋根を汚してしまわないように用心のため養生をしています。養生に使ったものはノンスリップマスカーと言われる、滑りにくい加工がしてあるものです。
6雨樋の養生中。中塗りまで終えた雨樋を壁を塗った時に汚したくないので養生をしています。このひと手間をかける事によって万が一の時の塗り直しが省け、壁の塗装も思い切り良く行う事が出来ます。
7軒の上塗りです。 横から見ても塗りムラやダレが無く、とても綺麗に仕上がりました。外から見ると影になっている部分ですが、周りの景色も少し反射して見えるぐらいの艶が出ています。
養生の作業風景・参考動画