屋根の鉄部はマジックロンというタワシでケレンします。汚れを擦り落しながら、細かい傷をつけて塗料の食い付きをよくします。次に、遮熱効果のある錆止めをたっぷり塗布しました。サビの発生を防ぎながら、太陽熱を反射させる性能がある材料です。外壁の目地シールは打ち替えをしました。既存のシールを撤去して、テープ養生をします。目地に密着度を上げるプライマーを塗布後、コーキング材を注入して平らにならして仕上げます。
1コーキングの打ち替えをするため、サイディング縦メジの古いシールをカッターで切りとります。目地に沿ってカッターの刃を入れ、シールを引き抜いて撤去します。
2シールを打つ所に沿ってテープを貼っています。真っ直ぐマスキングテープを貼って、シーリング材が余計な部分にはみ出さないようにします。
3屋根雨押さえのケレンをしています。マジックロンというタワシのような専用の研磨材で目荒らしをします。汚れを落としながら細かい傷をつけて、塗料がよく密着するようにします。
4雨押さえから出てる釘を打ち込んでいます。時間の経過とともに釘が緩くなっている場合があるので、手直しをしておきました。ここでは皮スキというヘラの柄で打っています。
5鉄部も太陽熱で熱くなるので、遮熱専用の錆止めをたっぷり塗ってサビ防止をします。この上にも反射性能のある塗料を重ねるので、トータルで効果をアップさせます。
6テープ養生した目地に、コーキング材の食いつきをよくする為シール専用のプライマーを塗ります。打ったシールが密着するよう、刷毛でしっかり塗布しました。
7サッシ周りに多すぎず少なすぎずシールを打っています。専用ガンで適量をたっぷり注入して、ボリュームのある肉厚シールにしていきます。
8専用のヘラで綺麗にならします。目地に空気を入れないように気をつけながら、奥まで密着させました。表面を平らに整えて、上から塗装した際なめらかに仕上がるようにします。
9ならし終わった後、打ったシールがケバ立たないよう丁寧に養生テープ巻きとっていきます。剥がしたテープで周囲を汚さないように気を付けました。
10樋に塗料の食いつきをよくするミッチャクロン(プライマー)を塗っています。透明でサラサラした材料なので飛散に気をつけながら、全体にふんだんに塗布しました。
11台風がくる予定なので足場のメッシュシートを手繰り寄せました。覆った状態ではシートが風に煽られて足場に当たり、倒れてしまう恐れがあるので、風が抜けるようにします。
シール職人によるシーリング工事・参考動画