一級塗装技能士が施工するモルタル外壁・木部塗装

今回の現場は、逗子市久木にあるお宅です。モルタル外壁に瓦屋根という造りになっています。

花壇付近の壁は大きなクラック（ひび割れ）ができていたので、補修工事をします。

濡れ縁（雨戸などがない雨ざらしの縁側）の縁甲板部分は、腐食が進んでいる箇所もありました。

足場を組み立て終わり、メッシュシートで家を覆った状態です。

ヘラを使い、軒天付近の木部の古い塗膜を落としていきます。

軒裏天井は、マジックロンというタワシのような物で擦って目あらしをします。こうすることで、塗料の付きが良くなります。

サンドペーパーで研磨をして、雨戸の下地調整をします。

劣化や汚れに効果があり、カビを抑えることもできるファインシリコンセラUVを木部に塗っていきます。

2Fベランダにある木柱の塗装が完了したところです。

研磨して下地調整を済ませた軒天に、下塗り剤をハケで塗布していきます。

軒天部分の塗装が完了しました。ツヤツヤとしています。

次に、外壁の塗装に入る前に塗装をしない部分に余計な塗料が付かないよう養生をしていきます。マスカーという、マスキングテープにビニールのついた資材で窓を覆います。

いよいよ外壁の下塗りに入りました。壁と窓枠の間などの隙間は、先にハケで塗装をする「ダメ込み」という工程を踏んでから、ローラーで塗る作業に入ります。

外壁の下塗りが完了しました。この時点でも、すっきりときれいになったように見えます。

家の周り、植物が植えてある塀部分のクラックを補修します。

ローラーで中塗り作業に入ります。右側に見えるのは、養生をした木です。外壁を塗装している最中に、木や花に塗料が飛んでしまっては大変です。この辺りにも気を使って作業をしています。

ベランダ下の外壁欠損（欠けた所）を、写真では見えにくいのですが、左官コテという道具を使用して補修していきます。

セメントで練り上げたモルタルを使って欠損部分を補修しました。

次は雨戸の塗装に入ります。塗りやすいように雨戸枠から外して、立てかけています。塗装後に戻す際、左右を間違わないよう印を付けてありますね。

本来なら、こういう塀の上には足場を立てないのですが、今回はそうせざるを得ませんでした。なので、ジャッキベースという足場材を持ち上げて、未塗装の部分を塗っていきます。

1Fの雨戸を塗ります。ハケで一段一段丁寧に仕上げて完成です

傷んでいた木枠の一部を、軒天と同じく内田が新しく組み込みました。

外壁はアイボリー色に美しく仕上がり、木部の茶色が引き締まった印象にしていますね。