会社のすぐ裏での住宅塗装。モルタル外壁の家は、築年数が多いせいか、ドアや格子など細かい部分はほとんどが木部。雨戸の戸袋まで木部で、ちょっと大変ですが、塗りどころは満載です。希釈率を守り、しっかりと適した下塗り塗料で補修。格子は刷毛を差し込んで一本ずつ塗装。玄関前も細かい塗装をしました。
築40年近く。割と昔のお家には外観に木部と鉄部が多く使用されています。そのため色々塗り分けが必要です。木部には木部専用塗料を、鉄部にはさび止め塗料をそれぞれ下塗りして一級塗装技能士の川口が気合を入れさせていただきました。
ベニヤの雨戸はふやけてぶよぶよ状態。基礎上にある帯板も腐食して穴が開いていました。破風板や軒裏はまだ丈夫でしたが、雨がダイレクトに当たる場所や陽が当たる場所は傷んでいましたね。
塗装前には大工の内田が補修。
塗装はとにかく下地調整で劣化した旧塗膜をはがすのが一仕事。それから重要なのは素材に適した下塗り塗料をたっぷりと吸わせて上げて、つやを出すために重ね塗りですね。
西面と東面では特に木部の傷み方が違います。
なので重ね塗りと一言で言っても、西側と東側では塗り回数も違ってきたりします。当然傷んでいる側面のほうが傷みが少ない面より塗り回数が多くなります。
どこもかしこも3回塗ではありません。
傷みに応じた重ねたりというのはこういうことですが、もちろんこのような塗装方法のほうが家全体的にバランス良く長持ちします。
傷み状況 |
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![]() 左のメッシュシートをかけているのが、今回施工する住宅です。写真のもう少し右側に、当株式会社塗装職人の事務所があります。 |
![]() ベニヤの雨戸です。今のお家はアルミが多くガラリ状なので塗るのも大変ですが、一昔前は良くこのタイプの雨戸を塗装しました。平面なので塗るのにも楽なのです。ただ大工による交換が必要になることもあるのでどっちもどっちでしょうか。 |
![]() 玄関ドアの塗り替えもだいぶ前だったのか、雨風を受けてだいぶ傷んでいます。 |
![]() 土が多い場所なせいか、モルタル外壁にコケや汚れが付着しています。 |
![]() 厳密に言うとモルタル外壁というより、パネルにモルタルを塗布した外壁です。 |
![]() 鉄部の塗装が指で擦るだけでぽろぽろと剥がれてしまいました。よーくみると、このトタンの庇には前回塗装時にさび止めを塗っていなかった様子が見て取れます。 |
![]() 木部も塗装が剥がれて素地が見えています。ちょっと傷み過ぎ? |
![]() 帯板の上にはクラック。 |
![]() 長年の雨風で酷く汚れています。指で擦っても落ちないほどの汚れは、塗装前に高圧洗浄をします。 |
![]() 格子が全部で4つほどありました。外壁1面とこの格子ひとつでは、作業の手間は同じぐらいかもしれないです。そのぐらい格子というのは手間の王様なのです。 |
壁に付着したすごいコケです…。白いはずの壁が半分緑に染まってしまっています。 |
![]() 玄関前の柱と玄関扉。 |
塗装もバリバリに剥がれています。 |
![]() 玄関横の飾りなのですが、前回の塗装作業が荒かったのかガラス面に塗料が付いてしまっています。場所的にもとても難しい塗装なのですが、前回の他の塗装も合わせてみると、ん~っていう感じです。 |
![]() 2階の戸袋。外壁のコーナーにも木部の柱、雨樋、エアコンホースと、刷毛を入れる隙間がない!? |
![]() 軒天。ベニヤですが、ここはしっかりしていました。が、雨樋の塗膜剥離が気になります。 |
![]() 塗装の前にやはりきっちりと高圧洗浄の必要がありそうです。 |
保土ヶ谷区の屋根と木部と外壁塗装、2月25日:足場 |
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![]() これは足場組み立て時のようす。 |
![]() くさび足場です。足場職人気合が入ります。 |
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![]() 違う側面のコーナー部分の帯板も交換。 |
![]() 着々と足場を組んでいきます。塗装の職人ではなく足場職人なので正確で早い! |
![]() 足場に取り付けられるステップ(階段) |
![]() かっこいいです。がっちり組まれています。やっぱれ外壁塗装はくさび足場なのです。 |
![]() 会社事務所の横を通り過ぎて突き当りにこのお家はあります。 |
![]() 足場板も広く歩きやすく作業しやすい。でもてごわい格子がすぐ横に。 |
![]() コロニアル屋根に生えそろったコケたちが、黒い屋根を覆ってしまっています。築年数を感じる屋根です。 |
![]() サッシがないので、すべて塗り物。塗り分けがひと苦労なのです。 |
![]() こちらも同じ。 |
![]() ステップ取り付け完了。上がりやすいのです。ただすべての足場に取り付けられるということでもありません。境界の広さによってはスペースがなかったりする場合はためなのです。 |
![]() 日が当たる格子。 |
![]() 2階の格子。 |
![]() ここはかろうじて大工工事は必要なさそうです。 |
![]() エアコンパイプが水平に取り付けられているので、どうやら水が逆流してしまうらしいです。 |
![]() コケが貼りついた壁です。 |
![]() 広い足場。 |
![]() この日の横浜は快晴でした。きもちいい! |
保土ヶ谷区の屋根と木部と外壁塗装、2月27日:高圧洗浄 |
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![]() 雨戸の上の部分に水圧を当てています。高圧洗浄は、直接長靴に当てると長靴が解けるくらいの強い水圧で、何も構えずに発射すると勢いで体が後ろに腕が反れる程の威力があります。 |
![]() 一見しても汚れのたまっていた壁ですが、こうして洗浄すると想像以上に汚れが付着しているのが分かります。365日雨風に吹かれた壁はとても汚れているので、綺麗に掃除してあげます。 |
![]() 高圧洗浄の機械はシャワーのような形ではなく、こういったガン状態です。 |
![]() 汚れが流れ落ちているのが分かりますね。 |
![]() 見積り時に酷く付着していたコケも、強い水圧を当てれば見る見るうちに落ちていきます。 |
![]() 強い水圧を当てているのでもちろん汚れは飛び散ってしまいます。その飛散を防ぐためにも、メッシュシートは大切なものなのです。 |
![]() 高圧洗浄の機械です。バケツに水を溜めて、突っ込んだホースから水を吸い上げて作業するのです。 |
![]() コロニアル屋根にもびっしりとコケが生えていましたね。そのコケを、高圧洗浄で落としている所です。4面の内、2面の洗浄が完了しています。 |
![]() わかりにくいですが、下段がコケを落とした屋根です。先ほどのコケから見たらとっても綺麗になりました。これから乾いたら下塗りを塗っていきます。 |
![]() 滑らないように気をつけて作業します。コケはツルっと行きますからね。要注意です。 |
![]() 島田がホースをもって洗浄のサポートをします。洗浄機のホースは足場のあちらこちらに引っかかる時がよく合って、とても作業しにくい時があります。 |
![]() 壁と屋根の汚れを落とした後のメッシュシートです。泥やコケの汚れでとても汚いですね。これだけの汚れが、長年雨風に曝された屋根や壁に付着していました。 |
![]() 飛び散る水しぶきで、洗浄の強さが目に見えて分かります。 |
![]() 格子もきっちり洗います。 |
保土ヶ谷区の屋根と木部と外壁塗装、3月1日:屋根下塗り |
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![]() 屋根の下塗りです。シリコンシーラーという下塗り材を、一面ずつ上から下へと塗布していきました。 |
![]() 雨押さえの部分は鉄部ですので、すでにケレン(下地調整)と錆止めの塗装を済ませてあります。屋根や外壁で言う下塗りが、錆止めになります。 |
![]() ホントはシーラーをたっぷりコロニアルに含ませるように塗ると、垂れたれがわかるのですが、スレートとスレートがきっちり塗り分けられています。どうやら職人が写真を意識過ぎたようです(笑) |
![]() シーラー完了までもう少し。とにかく屋根の場合は1.高圧洗浄、2.たっぷりのシーラー塗装、この2つがきっちり行われていれば、まずはがれなどのトラブルはありません。 |
横浜市保土ヶ谷区西谷 外壁塗装・付帯塗装・屋根塗装・大工工事 平成25年2月工事/工事日数–日 職人:川口、曽根カズ、 |
【外壁塗装】 仮設足場組み立て、解体188㎡/飛散防止用メッシュシート張り188㎡/外壁高圧ジェット洗浄168㎡/養生106㎡/下塗り塗料(パーフェクトフィラー)3.5缶/中塗り塗料(水性シリコンセラUV)2缶/上塗り塗料(水性シリコンセラUV)2缶/外壁塗装施工費(下+中+上塗り)114㎡ 【付帯塗装】 破風(高級シリコン塗装)48m/軒裏(高級シリコン塗装)26㎡/玄関ドア、表のみ(高級シリコン塗装)1式/玄関ドア廻り(高級シリコン塗装)1式/玄関前柱(高級シリコン塗装)1式/西・東、戸袋(高級シリコン塗装)4面/西・東、雨戸(高級シリコン塗装)8面/北、戸袋のみ(高級シリコン塗装)1面/窓廻り木部(高級シリコン塗装)1式/勝手口ドア(高級シリコン塗装)1式/雨樋(高級シリコン塗装)77m/庇等(高級シリコン塗装)1式/木製モール(高級シリコン塗装)1式 【屋根塗装】 カラーベスト屋根高圧ジェット洗浄103㎡/下塗り塗料(溶剤ベストシーラー)2缶/中塗り塗料(溶剤シリコンベスト)1.5缶/上塗り塗料(溶剤シリコンべスト)1.5缶/雨押さえ鉄部(シリコン塗装)0式/屋根塗装施工費(下+中+上塗り)103㎡ 【大工工事】 基礎巾木交換工事2箇所1式 |
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