見積もり担当職人の菊池による「塗装職人のふれあい日記」

2020年9月24日

お客様がイメージされた外壁の色を実現致しました  

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見積もり担当の菊池です。

外壁塗装をされる際に、お客様から色変えのご相談や、色のご指定、色の復元をご依頼頂く場合があります。

色変えは、元の色とはまったく違う色で塗る場合が多いので、用意した色見本の中からお客様と色をご相談させて頂きます。

色の指定の場合は、お客様の方に色番や塗料の指定があり塗装させて頂くので、指定された色番の塗料に現在の取り扱いがあれば、問題なく塗装が可能です。

 ここで一番難しいのは、色の復元です。

色の復元は、多くの場合元の色の資料や色番などはなく、お客様の記憶を頼りに色を探します。

外壁は、10年以上も経てば元の色とは違う色にもなりますが、どんな外壁も現状の壁色から元の色を推測することは容易ではありません。

 今回のお客様は、まさに最後にご紹介した色の復元がご希望でした。

まれに、家を建てる際にお客様へと渡された図面などに、メーカーが壁の色名などを書き込んでいる場合もありますが、今回はそうした図面への記載も無く、お客様の記憶だけが頼りです。

職人の原本と一緒にお客様宅へお伺いし、何度もお打合せをさせて頂き、「日本塗料工業会」こと日塗工の色見本帳から色を見て頂きました。

 この日塗工の色見本帳は、塗料標準色見本帳と言い、マンセル値(色の3属性「色相」・「明度」・「彩度」を数値で表したもの)や色票番号から検索することができます。また、さまざまな会社の塗料が登録されているため、似かよった色のバリエーションも見比べることが可能です。

 今回のお客様のように、お客様の中にイメージの色があり色番号などが分からない場合には、日塗工の色見本帳は微妙な色の差で多くの塗料が掲載されているため、非常に助かります。

 ただ、通常の色選びの際は日塗工の色見本帳を使うことはあまり多くありません。

なぜなら、あまりにも膨大な色数の中から色を選ぼうとすると、選べなくなってしまうからです。

洋服を買う場合なども、自分の趣味に合ったブランドのお店で気に入った1着を選ぶのと、巨大デパート全フロアの洋服屋さんから気に入った1着を選ぶのでは選ぶための労力がまったく違います。

最悪、巨大デパートで服を沢山見ているうちに服を選ぶのが嫌になり、服の購入自体をあきらめてしまう場合もあるでしょう。

 それと同じで、日塗工の色見本帳は本当に膨大な色数があるため、通常の色選びではあまりお勧めできないのです。

 

今回は、お客様の方で「今の外壁の色よりも、もっとしっかりした色でより濃い感じ」など明確なイメージがありましたので、そのイメージを具現化する補助として日塗工の色見本帳は役に立ちました。

でもこの色見本帳、どの色見本帳にも言えることではありますが一つ問題が……。

それは、色見本がとても小さいことです。

普段色見本をご覧になっていないお客様にとって、小さな色の破片から家全体の色を想像するのは、とても難しい作業となります。

さらに、面積効果も考慮しなければなりません。

面積効果とは、色の面積が大きくなるにつれ、彩度や明度も上がって見えるという現象をいいいます。例え同じ色だとしても、狭い外壁に塗った色と、広い外壁に塗った色では、面積効果によって色の明るさが変わって見えてしまい、まるで違う色のように感じてしまうのです。

ですので、そうした面積効果にも配慮しながら色選びを行わなければなりません。

 今回は、職人の原本がお客様の希望をお聞きし、色のイメージを丁寧なヒアリングの上で具現化したことで、塗装後の壁色を非常に喜んで頂けました。

塗装の経験を積み重ねてきた原本だからこそ、今回の色にたどり着けたのではないかと思います。

 

菊池は、これまでの営業の経験を通して思ったことがあります。

それは、お客様が選ばれている壁色は「こだわりの色」ではなく、「満足できる色」を選ばれているのだということです。

 

先日菊池の家でも、キッチンリフォームをしたのですが、リフォームの内容を決めるまでに紆余曲折がありました。キッチンのリフォーム内容を決めたのは妻だったのですが、妻の友達や、私、そして近所の人など…さまざまな人へ相談をし、考え、リフォーム業者の方もそれに根気よく付き合って下さっていました。

結果、妻としては大変満足のいくキッチンリフォームになったようです。

これを見ていて、妻はこだわりのキッチンリフォームをしたかったのではなく、満足のいくキッチンリフォームがやりたかったのだと気が付きました。

 

外壁塗装のお見積りの際に、お客様が「色選びで失敗したくない」とおっしゃることがあります。

100万円越えの工事で失敗してしまったら、その先10年はその失敗を引きずることになるでしょう。

だからこそ、「満足のいく色選び」が重要なのだな……と。

 

今回は、原本職人のおかげで、お客様の頭の中にある外壁の色を見事満足のいく形で塗ることができました。

これからも、お客様が満足される外壁塗装工事となるように、ヒアリングに力を入れ、お客様のお気持ちに寄り添いたいと思います。

 


カテゴリ:お客様 ,戸建て

2020年3月6日

適正な仕事に3日は要する屋根塗装を1日で済ましたとても残念でちょっと悪質な工事

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塗装は、業者選びで大きく変わります。

いいかげんな業者に頼んでしまうと、傷みが早くなってしまうので、是非今回の記事を読んで業者選びのご参考にして頂ければ幸いです。

今回のお宅も、前回の塗装が不十分で屋根がひどい状態になっていました。

 

こちらのお宅には、大屋根と1階部分に下屋がついているお家で、ベランダからは下屋が確認できる構造になっています。

最初に見積もりに入らせて頂いた際に、下屋をチェックしたのですが、少々表面の剥がれがあり傷んでいました。

ですので、その時は「これはきちんと高圧洗浄をして、旧塗膜を全部剥がす必要があるな…」と考えました。

でも実際、足場を組んで職人の一級塗装技能士、原本が大屋根に上がってみると、この写真のような状況……。

 

表面の塗料どころか、塗膜のほとんどが剥がれ落ち、砂や汚れでドロドロの状態です。

こちらは 高圧洗浄でその屋根の汚れを落としている動画です。

通常であれば、前回の塗膜の上に下塗りをし、中塗り、上塗りの3回塗りで屋根塗装を仕上げることができるのですが、この状態では前回の塗膜は無いも同然なので、高圧洗浄で前回の塗料をすべて剥がした後に、水性カチオンシーラーを塗ってから下塗りを行い、4回塗りする必要があります。

 

このお客様宅は、コロニアル・アーバニーという種類の屋根で、通常屋根に使用される一文字タイプのコロニアル屋根と違い、亀の甲羅のようなデコボコしたタイプで、瓦のように重ねて屋根を覆ってあります。

屋根は厚みがあり1枚1枚の境には目地のようなすき間があり、その隙間にも十分塗料を行き渡らせるだめにもかなり手間がかかります。

例えていうならば、恐らく職人であれば一番手間のかかる屋根はこのアーバニーと答えるぐらいの屋根になります。

しかも屋根の面積が130平米くらいあるので、屋根の広さもなかなかです。

 

ところが、前回の業者はたった1日で塗り終わったのだとか。

アーバニー、且つ130平米の広さ。職人の人数を多めでやったとしても3~4日は屋根塗装にかかります。

それにも関わらず、その時の職人は2人だったそうです。

 

ということは、前回の業者は下地調整などもせずに、色だけを塗って仕上げています。

 

お客様には現状を説明して、下塗り剤の下に水性カチオンシーラーを塗ることを許可頂きました。

追加料金にはなってしまいますが、屋根の下地をしっかりとしたものにすることができます。

水性カチオンシーラーは、下地を強力に固めるための下塗り剤ですので、塗膜がはがれてしまった屋根にも使用することができるのです。

 

高圧洗浄→下地調整→水性カチオンシーラー→下塗り→中塗り→上塗り

 

と工程と日数を重ねることで、しっかりとした屋根塗装となります。

高圧洗浄で残った塗膜をすべて剥がし、下地調整の際に2か所ほど瓦の割れがあったのでコンクリートボンドで補修し、4回塗りを行います。

 

ちなみにこちらは過去に工事をさせて頂いたお客様宅のひび割れ補修の事例です。

その時の洗浄前がこちら。

境にはコケと汚れが詰まっています。

 

 

このように傷んでいる屋根なので、普通の塗り方をしてしまったら、今後きっと持たなくなってしまうでしょう。

工事は始まったばかりで、仕上げまでは日数がかかるため、またこちらのブログでご報告ができればと思います。

こちらうちの屋根塗装になります。

屋根塗装は、家を守るためにも大事な塗装ですので、1日で工事を終わらせられることはほぼ不可能です。もしも見積もり時に屋根塗装にかかる日数を質問して、1日と返答があったら、業者を候補から外すのも1つの方法です。是非お客様ご自身で、気を付けて見て下さい。


今日は屋根の塗装にスポットをあてたお話をさせて頂いたので、さらに少し、屋根にまつわる新築住宅を購入する際のミニ知識もお話したいと思います。

 

最近建売のお家などで、軒の無い家をお見掛けします。

お隣との間が狭いのも一つの理由かとは思うのですが、この「軒」、実は外壁の傷み方に大きく関係があるのです。

もしもこれから新築の購入を考える方がいらっしゃいましたら、新築物件に「軒」があるかどうか確認して見て下さい。

雨に直接さらされるのと、軒というひさしがあるのでは大分壁の受ける雨のダメージが変わります。

イメージとしては、雨の日にツバのあるキャップをかぶっている場合と、何もかぶっていない状態では、顔の濡れ方が変わることを想像して見て下さい。

キャップのツバが、屋根の「軒」というイメージです。

 

さらに、最近の住宅屋根によくある、明り取り用の天窓も注意が必要です。

天窓は、ガラス部分にヒビが入ったりしますし、サッシの歪みなどが雨漏りの原因になりやすく、メンテナンスにも足場が必要であるため、ちょっとした修理にもお金がかかります。

天窓の修理は、修理したことで雨漏りを引き起こす場合もあるのでサッシ屋、板金屋ともに二の足を踏む箇所です。

もしご自宅に天窓があって、必要がなさそうであれば、つぶしてしまうこともできますので、屋根塗装の際にご相談下さい。

※こちらも過去の工事の参考写真です。

 

ちょうど5月ごろに天窓をつぶして屋根塗装を行う工事がありそうなので、またそちらもブログでお話しできればと思います。

 

家を守る屋根の塗装にはくれぐれも、高圧洗浄や下地処理だけでなく、しっかりと3回塗り塗装をしてくれる業者をお選び下さい。

そうすることで、屋根の寿命を延ばすことができるのです。


カテゴリ:戸建て

2020年2月19日

雨漏り検査をサーモグラフィーでしてきました

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見積もり担当の菊池です。

今回のお客様は、8年前の2012年に外壁塗装のご依頼を頂いたリピーターのお客様でした。

 

※こちら2012年当時の施工前です。

 

とても素敵なお宅で、内装や外国製の玄関ドアなど、こだわりぬいた建物です。

 先日の台風で雨漏りが出てしまい、その修繕と外壁塗装でご依頼を頂きました。

 このお宅の奥様は、アメリカ人で、とても自然のものを愛していらっしゃる方です。

それなので8年前の塗装の際に壁色は、是非とも「キャベツ色にして欲しい」とリクエストが。

その為、この鮮やかなライトグリーンにさせていたいだのですが、奥様とご主人さまは8年経った今でも、この壁色をお気に召して頂いているとのことでした。

(8年前の完成時に奥様と撮った記念写真です)

 

このお客様の家近くには、東横フラワー緑道というプロムナードがあるのですが、お天気のいい休日などは、絶好のお散歩コースなので大変賑わっています。

そのプロムナードに来た方が、たまにこのお客様宅のインターホンを鳴らすのだそうです。

そして「ずいぶん素敵な色の壁ですが、どちらで塗装されたんですか?」と質問されるのだとか。

このお話には、菊池もびっくりしました。

 大きな驚きであるとともに、塗装職人の人間として非常に嬉しく思いました。

 さて、今回は先だっての大型台風で雨漏りをするようになってしまった…とのことでしたので、サーモグラフィーを片手にお伺いして参りました。

 このサーモグラフィーは、今世界を騒がせておりますコロナウイルスの検査などに空港でも使用されていますが、検知した熱を色で判別する機器です。

 

冷たいところは青く、温かいところはオレンジ、赤の色で表示されます。

発熱している人を検知する場合には、オレンジや赤の色を中心に見ますが、雨漏りの場合はその逆で、青い色を探します。

 水が溜まっている部分や、水の通り道は、温度が下がるため青く見えるのです。

 もちろん家の構造上、すべての雨漏りが探せるわけではないのですが、家の内側など見やすい部分などは比較的検知できます。

 お客様宅でも、室内から屋根に向けてサーモグラフィーをかざし、調べてみました。

するとやはり天井の裏側に雨漏りの水みちが……。

雨漏りは工事の費用が大きくなる場合もありますので、今回は火災保険会社に相談をし、保険の申請をすることにします。

 今回のお客様宅では、ご主人様の定年と同時に、家の一部を改修して「はちみつ屋」を始められるとのことでしたので、その前にしっかりと補修工事と外壁塗装をし、雨漏りの無い綺麗な家でお店をスタートできるよう、職人と一丸になって力を尽くしたいと思います。

 

そういえば先日現調(現場調査)に行った際に、奥様にはちみつを勧めて頂いたのですが、私は糖尿病を患っている関係で「甘いものは…」とお話したところ、「はちみつ」は糖の吸収がおだやかなので、糖尿病でも大丈夫とのことでした。

奥様から、「かぼちゃの種入りはちみつ」(下の写真の左の瓶です)を分けて頂き、朝のヨーグルトに少量を混ぜて食べているのですが、これがなかなか美味しくて朝の楽しみになっています。

 そんな「はちみつ屋」さんは、すでに看板もございますので、東横フラワー緑道にお立ちよりの際は探してみて下さい。

 綺麗なキャベツ色の家が見えるはずです。

 

 別のお宅ですが、サーモグラフィーので防水調査動画です。参考にしてください。


カテゴリ:お客様 ,戸建て

2020年1月22日

ドローンを使って屋根診断

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見積もり担当の菊池です。

今回は9年前に外壁塗装をさせて頂いたお客様宅から

「屋根の状態が気になっているのだけど、屋根に登ることができず…一度見てもらえないでしょうか…」

とご相談があり、新年のご挨拶も兼ねて伺って参りました。

 

 年末はバタバタしていてお伺いすることができず、年明け早々だったのですがドローンを飛ばして屋根上を確認することにしました。

 弊社では、一級塗装技能士でもあり塗装指導員でもある職人の原本が「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」を取得しているので、安全に撮影用のドローン飛ばすことができます。

東京航空局からこの承認書は降りるのですが、3か月ごとにフライト記録を出すなど、厳粛な決まりがあります。

 

職人の原本は、ドローンの操縦士である前に一級塗装技能士でもあるので、撮影する箇所もよく心得ています。

 これまでは屋根上を見る場合、法律で安易に人が屋根上に登ることは禁止されていますので、2階から屋根をのぞいたり、梯子をかけてのぞき込んだりしていました。

でも屋根をのぞくための梯子をかけようにも、お隣との境界が狭く、梯子が掛けられない場合なども最近のお宅ではよくあります。

その場合は数万~数十万ほどのお金をかけて足場を組んで屋根上の状態を確認していました。

 

でも、ドローンを飛ばすことができるようになったことで、梯子や足場を組むことなく屋根の上を隅々まで見ることができます。

 

もちろんドローンにも不可能なことはあるのですが、それでもドローンで屋根上を確認することで、屋根の状態を把握し、より正確なお見積りを出すことが可能になりました。

 ドローンは風が吹いたり、雨が降ったりすると飛ばすことができないので、タイミングによっては飛ばすことができないこともあるのですが、今回はお客様宅で飛ばすことができました。

 ドローンでの撮影は、基本ムービーです。そのムービーの中から重要な箇所をピックアップして、キャプチャ(静止画として保存すること)したものを写真としてお渡ししております。

 

今回のお客様のお宅の屋根は、パラペットと呼ばれる、屋根の周りにぐるりと張り巡らされた低い壁のあるタイプでした。(職人の間では、通称「鉢巻」とも呼ばれています)

ご主人様が心配された通り、鉄板でできたパラペット部分に腐食して穴が数か所開いていました。

 

通常こうした鉄部や、木でできた木部は2~3年おきか、4~5年おきの塗装をおすすめしたいところなのですが、現実問題としてそんなに頻繁に足場を組んで工事するわけにはいかず、10年おきくらいに塗装をされるのが一般的となっています。

 

このパラペット、屋根や家本体とは直接関係はないので、腐食して穴が開いたからといって雨漏りなどの直接的な原因にはならないのですが、錆は進行するので、穴やパラペットの中の腐食が広がり、昨年の台風19号のような大きな台風などがありますと、パラペット部分が飛んでしまったりする危険も。

 ですので、できるだけ早い段階で補修をし、水などが侵入しないように塗装をする必要があります。

 今回、目視のチェックではなく、ドローンで詳細にチェックしたことにより、お客様の家の状態にあった見積もりをすることが可能となりました。

 

ドローンは、屋根上以外にも、3階建てのお宅の高い部分の壁面や、お隣と隣接していることでのぞけない壁なども見ることが可能です。

 もちろんドローンを飛ばす前には、事前に告知をさせて頂き、安全や隣近所の方にも配慮させて頂いております。

 業界として、ドローンでの屋根上チェックが浸透してきたからこそ、塗装職人では職人の技術も合わせて、より良い塗装のために、こうした技術も磨いていければと考えています。

 

家は1階よりも2階、2階よりも3階のほうが、雨や太陽にさらされる度合いが上がる分傷みは激しくなります。

家の真上などは、なかなか目視ができないからこそ、こうした技術もこれからの塗装には必要だと菊池は考えます。

 もし、ご自宅の屋根が気になる方がいらっしゃいましたら、「ドローン診断」のお問合せ下さい。

 

今後も様々な新しいものを取り入れ、より進化した外壁塗装ができるよう研鑽して参ります。

 ※原本職人が一級塗装技能士の試験練習の講師をしている様子です。


カテゴリ:お客様 ,戸建て

2019年12月9日

台風被害に乗じた屋根工事の訪問販売はより慎重に。

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見積もり担当の菊池です。

令和元年も、残すところあと少しですね。

一段と寒くなり、いよいよ年の瀬だな…という感じです。

今回は和瓦の屋根について、いろいろお話致します。

 

先日5年前に外壁を塗装したお客様から、ご依頼がありご挨拶もかねてお客様のお宅へ伺って参りました。

築35年の和瓦屋根のお宅なのですが、先日の台風で雨漏りをした箇所があったとのことで、大々的に足場を組んで雨漏り原因部分の補修や、和瓦の棟部分の補修などを行いたいとおっしゃっていました。

実は、先日の大型台風で弊社「塗装職人」へのご依頼が、弊社のキャパシティを超えるほど頂いておりまして、今リピーターのお客様を優先的に順次ご対応をさせて頂いている…という状態なのです。

 

 

ですので、今回のお客様にもその旨お話させて頂きましたところ、「次の台風が来るまでに終われば大丈夫だから、是非お願いします」と来年までお待ち頂けるとおっしゃって頂け、本当に恐縮し、ますますもって頑張らないといけない…と気持ちが引き締まる思いでした。

台風15号の時にできたという、雨漏りによる壁のしみも拝見させて頂いたのですが、台風後の普通の雨の場合は雨漏りが無いということで、菊池の分かる範囲でいろいろ調べさせて頂いたのですが、今回雨漏りの原因は見当たらず…来年の見積もり時に、屋根屋さんも呼んでさらに詳しく調べましょう…ということに。

 

※画像はイメージです。

雨漏りによる押し入れ内のシミ

雨漏りによる天井の雨染み

 

そういえば、今回お客様のところへ伺った時に、こんなお話を伺いました。

台風の後、少し経った日に、突然やってきた業者を名乗る人にこう声をかけられたのだそうです。

「奥さんのところ、屋根の瓦がずれていますよ?」

と……。その人はトラックに梯子も積んでいて、「ちょうど近くの現場に工事で来ていて、たまたま奥さんのお宅の屋根を見たので、もしよければ今登って直してあげましょうか?」と言ってきたのだとか。

お客様は、「あらーそうですか。うちは塗装も屋根もお願いするところが決まっていますんで大丈夫です。ありがとうございます。」とお断りになり、その方にはお引き取り頂いたのだそうです。

ところが、さらに数日経った後に、また別の業者を名乗る人がやってきて、この時の人とまったく同じことを指摘されたのだとか。

これにはさすがのお客様も、台風による雨漏りがあったこともあって、気になってしまったとおっしゃっていました。

 

そこで今回菊池が相談を受け、お宅に伺ったのでした。

実はこれ、塗装工事や、屋根工事などをする「訪問販売業者」なのです。偶然を装ったような声のかけ方ですが、訪問販売によくある手です。

さらに、また後日に別の人がやってきたのも、訪問販売の手法の一つで「やまびこ効果」と言います。最初に指摘した工事箇所を、日にちを置いて再度別の人間が訪ねて同じ個所を指摘する…というものです。

「やまびこ効果」を体験しますと、1回目はなんとも思わない人でも、2回も別の人から同じ箇所を指摘されると、急に指摘されたことが気になってしまいます。

これによって、ついつい訪問販売の業者に補修を依頼してしまい、最初は瓦のずれを直すだけのはずが、「この屋根の傷み方では危ないので、屋根の葺き替えをしたほうが」とすすめられ、「ここもこうやったほうがいい」「ああやったほうがいい」とだんだんと話しを広げられ、ついには高額な費用を支払うことになってしまうのです。

今回も、訪問販売業者が指摘した「瓦がずれている」について、菊池の方で現地に行きお客様宅の屋根をカメラでズームして拝見しましたが、ずれているようには見えませんでした。

台風の後などは、雨漏りするお宅も多くあります。

 

そういった時に、台風被害に乗じるように訪問販売が来る場合がありますので、もしも塗装や屋根修理などの訪問販売がありましたら、訪問販売の業者はきっぱりとお断りをし、改めて信頼のおける業者に依頼をして下さい。

そうすることで、不要な工事をしないで済みます。

 

ただ、今回のお客様の場合は瓦はずれていないものの、「番線」と言われる屋根の一番上にある棟を結わいている針金が緩んでいしまっているようでした。

これは、築35年の家であれば、どの家でも起こることではあるのですが、どうしても経年とともに「番線」はゆるみます。

ただ、この「番線」、ちょっと屋根に登って結びなおせばいいのか…というとそういうことではなく、この番線の緩みを直すためには、棟の瓦を外し、基礎をやり直してもう一度結びなおす必要があるのです。

非常に大がかりな工事なので、すぐには対応することはできません。

まれに、お客様の方で「すぐ結べるかな?」と誤解をなさって、ご依頼を頂く場合があるのですが、こちらの動画を見て頂ければ、「番線」の結び直しがいかに大変な工事がお判りいただけると思います。

ただ、そこまで緩んでいない状態であれば、応急処置として「番線」はそのままにして、コーキング剤で重なっている棟瓦をつなぐような形で、瓦がずれないように接着することも可能です。

 

 

棟瓦の隙間にコーキング剤を注入することで、「番線」の緩みを補強します。

今回のお客様は、「番線」を結わきなおすことになりましたので、大きな工事なりそうです。

来年、改めてお見積りをし、その後工事となりますがしっかりと対応させて頂きたいと思います。

 

他にもたくさんのお客様をお待たせしてしまっておりますが、順次伺って参りますので宜しくお願いいたします。

※訪問販売についての記事

 

※ヤフー知恵袋の回答


カテゴリ:戸建て ,見積り

2019年11月14日

足場の空中越境で問題を解決

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見積もり担当の菊池です。

 

先日、9年前に一度お見積りを頂いたお客様から再度お見積り依頼を頂き、塗装工事をすることとなりました。

9年前はお見積りを出したままになってしまったのですが、今回お見積りの際に、お客様からご無沙汰をお詫びして、そのままになってしまった理由を話してくださいました。

 

実は、当時、足場を建てる際のお隣のことが気にかかり、断念していらっしゃったのだそうです。

その後、そのお隣の方がお引越しをされ、ようやく塗装に踏み切ることができたのだとおっしゃっていました。

 

このお話を聞いて、「そういえば、足場を建てる位置について何度かご質問を頂いていたな…」と当時を思い出し、もう少し菊池の方で深くお話を伺えば良かったな…と思いました。

 

弊社「塗装職人」では、このような隣人の方に言いにくい足場の越境などについても、工事のご挨拶を含め、交渉もさせて頂いております。

多くの件数をこなしている弊社だからこそ、隣人、ご近所へのご説明のノウハウもあります。

 

先日も私道を通らなければ行けないお宅の塗装をさせて頂くことになり、どうしても資材の搬入などで私道を使わなければならないことがありました。その時も、弊社から私道の持ち主の方へキッチリとご挨拶をさせて頂き、ご納得を頂いた上で、無事塗装を完了しました。

 

初めて会った私たち営業に、「ちょっとお隣と…」などということはお客様の方からしたら、話しにくいことだと思います。

ただ、これだけ外壁塗装工事をしておりますと、そうしたケースは本当によくあるので、お気になさらずご相談頂きたいのです。

 

今回のお客様のお宅は、この写真のように足場を建てるには、お隣との間隔が狭いお宅でした。(写真はあえてお客様宅が判別しづらい形で撮影しております)

通常足場は、一定の間隔を空けて家に沿うように建てられ、足場を組んだままでも1階の塗装ができるようになっています。

でも、今回のような場合は、お客様の敷地ギリギリのところに足場の建地(足場を支える縦の柱)を建てさせて頂き、空中で足場の羽出しをし、「空中越境」ができるよう足場を組みます。

こうすることで、お隣の敷地に足場を越境することなく、組むことができるのです。

ただ、この足場の場合は1階部分の塗装ができないので、足場を解体してから1階の塗装をします。

 

足場やご近所への交渉方法など、いろいろやり方はありますので、まずはご相談下さい。

 

今回もしっかりとお客様のお考えをヒアリングし、できるだけご要望に沿って、境界線部分も丁寧に塗装ができればと思います。


カテゴリ:お客様 ,ブログ ,戸建て

2019年10月7日

塗装職人からお客様へのお便り

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見積り担当の菊池です。

 

先日、4~5年前に雨漏りの補修をしたお客様からご連絡があり、屋根補修と塗装のご依頼頂きました。久々にお会いしましたところ、

 

「毎年送っていただく『塗装だより』で、菊池さんがお元気なことを知って嬉しかったわ」

 

とお声がけ頂き、菊池としても本当に嬉しかったです。

 

4~5年前の「雨漏りの補修」は、お客様の方で、「雨漏り調査会社」に調査をご依頼され、ご自宅の雨漏り箇所を確認した上でのご依頼でした。

 

雨漏りをしている箇所を見つけるというのは本当に難しく、大工さんでもなかなか分からないことがあります。

 

そうした見つけにくい雨漏りを、「雨漏り調査会社」では、軽く足場を組んで、専用の機器で『散水試験』を行い、壁の要所で水をかけながら調査をします。

そうすることで、雨漏りをしている箇所が発見し、補修箇所を確認することが出来るのです。

 

ただ、この「雨漏り調査会社」では、補修工事はしません。

あくまでも、雨漏りの調査だけをする専門会社なのです。

 

その為、調査が終わった後にお客様の方で補修工事ができる会社をいろいろと調べ、弊社にご依頼下さったことが、前回のご縁でした。

 

お客様宅の外壁はサイディングでしたので、雨漏りの原因となっていた箇所の劣化したコーキングを打ち変えるシーリング工事を行い、補修工事は無事終了。

 

その後、お礼のはがきをお送りしたのですが、お客様は当時、その手書きのはがきがとても嬉しかったのだと、先日お会いした時におっしゃっていました。

 

「大して大きい仕事でもなかったのに、こうして手書きのはがきを頂いたり、『塗装だより』を年に3回も送ってくれたり…本当に嬉しかったの。だから、うちのお父さんと次に外壁塗装をする時は、塗装職人さんにお願いしようね、といつも話していたのよ」

お礼状や塗装だよりは社長の発案で始め、お客様へ届ける大事な気持ちとして、今も試行錯誤しながら続けています。

 

お礼のはがきは、弊社からお客様への心ばかりの感謝の形なのです。

 

それは今も昔もかわりません。

 

今回は、こちらのお客様の屋根が台風で2~3枚ほど飛んでしまったことがきっかけで、塗装と修理のご依頼を頂き、屋根の応急処置をさせて頂いた後に、見積もりに入らせていただきました。

 

久々に見積もり時にお会いして、弊社からの『便り』を喜んで頂けていたことを知り、本当に嬉しい再会でした。

 

消費税の関係や、最近の大きな台風続きで、いろいろとお待たせはしてしまっているのですが、今回も塗装職人の出来る限りの技術を持って、最高の補修と塗装をしたいと考えております。


カテゴリ:お客様 ,リピーター ,戸建て

2019年8月22日

チョ―キングとラジカル制御型塗料

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見積り担当の菊池です。

先日13年前にご依頼頂いたお客様から、再度外壁塗装のご依頼を頂きました。

この写真は、ご出勤前に塗装の打ち合わせをしているところをパチリ。

13年たって、リピーターとしてまたご依頼を頂けたことは、本当に嬉しいです。

お打ち合わせの際に、リピートした理由を「前回の塗装の時に、丁寧な工事が印象に残った」とおっしゃって頂けました。

今回のご依頼も、屋根と外壁塗装。

前回こちらのお宅を担当した弊社代表の曽根も現場に入り、一級塗装技能士の原本と組んではりきっています。前回の工事から13年後だからこその、現在の塗装職人の最高の腕で、お客様の家を美しく蘇らせます。

 

今回の外壁塗装にはラジカル制御型の塗料を使用しました。

壁の塗料は、古くなってくると紫外線が当たることによって「ラジカル」という物質が発生します。この「ラジカル」は、塗膜を劣化させたり、塗膜の破壊を促進させたりするのです。

塗膜が劣化すると、どのようなことが起きるかというと、「チョーキング」という現象が起こります。

 

みなさんもご経験がありませんでしょうか?

古い家の壁に触ったら、チョークの粉にでもさわったかのように手が真っ白になったことが。

これがチョーキングです。

 

このチョーキングを起こす、ラジカルという物質を発生しにくくするのが、このラジカル制御型塗料です。

技術や塗料は日々進化するので、その時その時に最も適した塗料や技術をお客様にご提供できるよう、塗装職人では研鑽を怠りません。

 

今回も、お客様の記憶に「丁寧な工事」が印象に残るよう、全力を尽くします。


カテゴリ:お客様 ,戸建て

2019年8月19日

塗装工事の秘技

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見積り担当の菊池です。

今回は、現場の技についてご紹介したいと思います。

ご紹介するのは、「縁切り(えんぎり)」と「足場の下屋皿を上げる」についてです。

 

まずは「縁切り」……なんだか塗装とはまったく関係なさそうな言葉ですよね(笑)。

これは、屋根塗装をした時に、塗料でふさがった屋根材の隙間を回復させる工事です。

 

コロニアル屋根(スレート屋根)は、本来屋根と屋根の間に入り込んだ水を外に出す隙間があるのですが、屋根塗装の塗料でこの隙間が塞がってしまうことがあります。最後にこの「縁切り」をすることで、屋根の隙間を回復し、水がたまるのを防ぎます。

まれにですが、お客様自身で屋根塗装をされたときに、縁切りをせずにそのままにしてしまったために、屋根の下に水がたまってしまった…などということがあります。

中に水がたまってしまうと、野地板が腐ってしまうなどして、屋根塗装する際に工事が大きくなってしまうので、くれぐれもご注意下さい。

 

次は「足場の下屋皿を上げる」です。

主に1階と2階の建物の大きさが違う家に使う方法なのですが、屋根は多くの場合、1階部分の屋根(下屋)、よりも。2階の屋根(大屋根)の方が小さいので、足場を2階部分の壁に沿った形に組む必要があります。

その時に、1階の「下屋」を支えとして足場を組むのですが、こうしてしまうと足場を組んだ部分を塗装することができません。

ここで、必要なのが「下屋皿を上げる」ことです。

写真のように、足場を組み、「下屋」部分に接している「下屋皿」をジャッキで持ち上げます。

こうすることで、塗り残しをすることなく、尚且つ2階部分も壁に塗りやすい距離の足場を組むことができます。塗りやすい足場は、丁寧な仕事にもつながります。

ただ、もちろん下屋皿で上げている時は2階部分の足場に乗ることは危険です。このように不安定になっている足場の時もあるので、お客様には足場に上らぬようお伝えしています。

以上今回は、塗装工事する際の技を2つご紹介いたしました。

また他にもご紹介したいと思います!


カテゴリ:戸建て

2019年7月9日

本店の近所で大谷石擁壁の改修工事

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見積担当の菊池です。

横浜本店の近くのお客様宅で大谷石の擁壁の改修工事を行いました。これは工事前の様子です。

大谷石は軽石凝灰岩で、宇都宮市北西部の大谷町の廻りで採掘されます。大昔から外壁や石垣、階段、門柱などに使用されてきました。

しかし、経年劣化するとポロポロと剥がれてしまいます。そのため、補修や改修が必要になることがあります。

今回の工事の手順ですが、まず下地処理ではがしの作業を行い、高圧洗浄を行います。

乾燥後にプライマーを塗布。


そして、リブラス(鋼製ネット)をせき板として壁に貼ります。


その上にモルタルをコテで丁寧に下こすり、中塗りをします。

乾燥したら、最後に仕上げ塗り。


これが完成の様子です。

さらにこの上に塗装を行います。そうすると、またイメージが変わるのですが、それはまた次回にお伝えします。


カテゴリ:ブログ ,戸建て

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