見積もり担当職人の菊池による「塗装職人のふれあい日記」 |
2016年6月21日
コーキングの出来映え |
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バルコニーがせり出した部分が金属で覆われています。 業界用語でいうところの「笠木」というやつですね。 文字通り木部に笠をかけるという部位で、 躯体を腐食から守る役割を果たしています。 こちらのお宅の「笠木」は、経年劣化とともに 継ぎ目の目地にも亀裂が生じていました。 風雨に晒される場所だけに、錆や汚れも目立ちます。 梅雨の季節、笠木本体の機能が低下する恐れもありました(写真上)。
そこで、塗装職人では、古いコーキングを取り出し、 溝に付着した残滓はカッターで丁寧に削ぎ落し(ココをきちんとやることが大切)、 そして隙間はもとより「笠木」全体の錆を落とし、 磨きをかけてコーキングを施しました。 ブリッチリングという工法で高機能のシリコンコーキングを たっぷりと埋め込みました(写真下)。
出来映えもよく、お客様もご納得されていました。 長雨が気がかりでしたが、梅雨前に完工できお客様以上にホッとしている菊池でした。 |