見積もり担当職人の菊池による「塗装職人のふれあい日記」 |
2020年1月15日
ツバメを見守るお宅の外壁塗装 |
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見積もり担当の菊池です。 1月も半ばではございますが、本年も宜しくお願い致します。
今回、塗装のご依頼を頂いたお宅は、春になると可愛らしいお客様がいらっしゃるお家でした。 どんなお客様かと申しますと、それは「ツバメ」です。 お客様宅には、毎年きっかり3月25日にツバメが駐車場に巣を作りに来るとのことでした。 10年間、1日も違えず毎年3月25日にツバメはやって来て、「今年も来たよ!」と必ず可愛らしい声で鳴いてくれるのだとか。 ご依頼の際に、ご主人様と奥様からツバメが来る10日前の3月15日までに是非とも塗装を終わらせてほしいとリクエストがありました。 また今回の塗装は屋根、外壁、駐車場の内壁の塗装なのですが、ツバメが家を分からなくなるといけないので、家の色はまったく変えずに塗装をしてほしいとのご要望も。 本当に心からツバメを大事にしてらっしゃるのが、ひしひしと伝わって参りまして、菊池も是非ツバメを拝見したいなぁ…と思いました。 実は、このお宅は1階に駐車場があり、同じ1階部分に玄関、リビングとあるお宅なのですが、ちょうどこのリビングにありますソファの上に登って、駐車場側の窓を覗くと、ツバメの巣が真正面に見えるのだそうです。 親ツバメが子ツバメのために、せっせとエサを運ぶ様子も見え、いつもそれを見るのがなによりの楽しみなのだとか。 お話を伺っていて思わず、「春になったら写真を撮らせて下さい」とお願いをさせて頂いたところ、快諾を頂けました。 また写真が撮れましたら、こちらのブログでご紹介したいと思います。 塗装の際には、一度ツバメの巣を外して塗りなおさなければならず、写真にありますご主人様が手作りされた巣箱も、一旦取る形となります。 塗装が終わったら、再度取り付けるのですが、今回はその巣箱の取り付けも塗装職人でさせて頂くことをご提案させて頂きました。 現状は、両面テープで天井にぺったりと張り付けている状態なのですが、塗装が終わってからご主人様と職人で相談させて頂き、最善の形で取り付けさせて頂こうと考えております。 ご主人様にも非常に喜んで頂け、「新しい巣箱を作るよ!」とおっしゃっていらっしゃいました。 天井までの高さは3mほどですが、今回は駐車場の中に足場も組みますので、ツバメの巣箱をこれまで以上にしっかりと取り付けることができるのではないかと思います。 現在外壁などに塗る塗料は、水性のものがほとんどです。 これは人体にも害がなく、においもあまりしないため、25日までの10日間で、ツバメを迎えるための壁がしっかりと乾燥することと思います。 一昔前ですと、ペンキを壁に塗る…と言えば、シンナーのにおいを非常に強く感じたものですが、現在は環境問題の関係で、外壁には水で希釈するタイプの水性塗料を使用します。木部や鉄部には今も油性塗料を使用しますが、昔のように「強溶剤のシンナー」で希釈するのではなく、「弱溶剤のシンナー」で希釈するため、においもだいぶ違います。 弊社で使用している希釈用シンナーも、放散等級「F☆☆☆☆」なので、ホルムアルデヒド発散速度による等級区分は「規制対象外」です。 そういった面からも、ツバメのことを考えた塗装ができると考えております。 菊池は、これまで1000件以上もの塗装工事を担当してまいりましたが、これまでも塗装の際に、お客様の大事にされていらっしゃるもの中心に塗装をする場合がありました。 ある時は壁に這わせていているバラなどの植物をどう活かして塗装するかなども……。 外壁塗装をされる際に、大切されることはお客様によって様々です。 家のイメージを変える塗装がしたい方、大事なものを守りながら塗装をしたい方、遮熱などの家の耐久性を上げるための塗装をしたい方など、本当に千差万別です。 今年もさまざまなお客様のニーズに合わせ、柔軟な塗装のご提案ができればと思います。
菊池がお客様からご近所つながりで3軒のお客様をご紹介受けたエピソード動画です。 |