神奈川区白楽のマンション現場にきています。
足場が組み立てられ、最初の仕事は外壁タイルの調査です。
「打検」(ダケン)という工程ですが、職人・松尾がパール
ハンマーという打診棒を手にタイルを一枚一枚叩きながら、
内部に異常がないか神妙に打音を聴き入っています。

タイルが浮いているとカラカラという乾いた音、
異常がないとウェットな音を発します。
松尾は微妙な音を通じて、異常箇所を発見し、
中にエポキシ樹脂を注入するか、はたまた張り替えるかを見極めます。

(パールハンマー)
タイルの場合は、一枚一枚になっているので、調査対象もそれだけの数になります。
モレがあると大変なことになります。
それだけに今日の松尾はいつも以上に慎重かつ丁寧です。

塗装の仕事は主に腕を使う仕事ですが、
ここでは、耳をそばだて、目を見張り、
五感を通じて仕事に打ち込んでいました。
始めよければ終わりよし。
以上、見積もり担当菊池のレポートでした。