外壁塗装情報 |
神奈川区での屋根塗装、屋根縁切りで雨漏り対策 |
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今回は神奈川区で施工した過去の事例から、1月28日の屋根縁切り作業について記載します。職人は、この日も一級塗装技能士の川口が担当。
屋根の縁切りとは、塗料によって詰まってしまった屋根材の重なり部分に隙間を空けることを言います。この重なりが埋まったままの場合、わずかに空いている隙間から水が入ると屋根上部に吸い上げられて雨漏りに繋がる危険性があります。また、縦目地の合わせから入った雨水の逃げ道がなくなり、腐食しまう恐れも。
それらを防ぐための縁切りなのですが、はじめての屋根塗装の場合は例外を除くとほぼ縁切りは必要ありません。しっかり3度塗りをしても充分に屋根材の隙間はあるからです。
では、その例外とは…?屋根の勾配があまりない場合や、今回のように断熱や遮熱の特に厚膜に仕上がる塗料を使用している場合です。また、2回目以降の塗り替え時は塗膜の厚みも増してくるので、縁切りを検討しましょう。
縁切りの方法にもいくつか種類があるのですが、今回はカッターと金ベラで隙間を空けたあと、タスペーサーという縁切り用の補助工具を差し込む方法を採ります。タスペーサーを使用した場合、注意をしないと差し込んだ箇所の上を歩いて屋根材にヒビが入ることもあります。今回は塗膜がひび割れしにくいキルコートを使用したということもあり、タスペーサーを選択しました。
![]() 屋根材の重なりにカッターの刃を押し入れて、少しずつスライドさせます。その横には金ベラを指し込んで隙間を空けておきます。文章にするとなんてことはなく思われるかもしれませんが、乾燥された塗膜は硬く強固になっているので、横に動かすのもかなり力が必要になります。カッターの刃も、この塗膜の硬さにはすぐ音を上げて折れてしまうので、何度も交換しながら少しずつ縁切りを進めました。隙間が空いたところにはタスペーサーを差し込んでいきます。
![]() こちらはタスペーサーを入れたあと、タッチアップをしている川口。陽がよく出て気温が高かったというのもあり、午後には羽織っていたヤッケを脱いで作業中。
カッターや金ベラで縁切りした際に、屋根材の表面に少し傷をつけてしまったところを補修しています。また、塗装の仕上がりを確認して、ムラや掠れなど気になる点はこのときに再塗装して完成度を高めました。
![]() こちらが縁切り、タッチアップ完了後の写真です。屋根材の重なりに入っている、黒い長方形の部分がタスペーサーです。場合によっては、上塗り1回目の時に縁切り、タスペーサーを入れてから上塗り2回目を行うことがあります。
次回はシャッター塗装をして、いよいよこちらのお宅の施工も終わりを迎えます。
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神奈川区で幕板と雨樋上塗りで耐久性アップ |
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今回は過去に施工した事例から、神奈川区白幡向町で1月27日に行った幕板、雨樋の上塗り作業風景をお送りします。
幕板、雨樋は1月17日に中塗りを終えているので、この日は上塗りをして塗替えを完了させます。
中塗りまでにつけた塗膜に、より厚みと光沢を付加して耐久が高く、美しい塗装に仕上げていきます。
![]() 幕板は上下端から塗布し、そのあと中央の広い面を塗ります。仕上げた外壁に塗料を付着させないように、細部から塗り始めるのです(専門用語でダメ込みとも)。段々になっているところは幅に合わせて刷毛を替え、細かな部分にもしっかり塗料を付着させています。塗布し終えた面はツヤツヤと光沢が出ているのが見えるでしょうか。
![]() こちらは雨樋の上塗りです。飛散の少ないローラーを使用して仕上げ塗装をしています。刷毛塗りでは刷毛目が出やすくなってしまいますが、このローラーは平滑に仕上がるタイプで、塗料の含みもよいので液ダレが起こりにくいのです。雨樋がピカピカになるように塗料をよく重ねて厚みのある塗膜をつけて仕上げました。
幕板、雨樋が仕上がったことで、こちらの現場での施工も残りわずかとなりました。次回は屋根の縁切りをして、タスペーサーを入れる工程に入ります。
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神奈川区で雨戸塗装、外して塗ります。 |
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今回は過去に行った神奈川区での施工から、1月25日の雨戸塗装の作業風景をお送りします。職人は一級塗装技能士の川口が担当。
![]() 雨戸は塗りやすいように、設置してある場所から外して立てかけています。雨戸の四隅にはマスキングテープで養生をしました。塗装面は鉄部ですが、周囲はスチール製で塗替えをしないため、塗料が付着しないように覆う必要があるのです。この養生で塗り分け線が出るので、テープを真っ直ぐに貼り、途中で剥がれてこないように手でよく押さえておきます。雨戸の養生に関しては、下地調整を終えてから行う場合も。
![]() 養生後は下地調整をします。鉄部は下地がツルツルとしてるため、そのまま塗料を重ねても剥がれやすくなってしまいます。そのため、ハンドパットやサンドペーパー(紙やすり)といったケレン道具で表面を研磨して、ごく微細な傷をつけることで塗料の食い付きを向上させます。せっかく仕上げた塗装があまり長持ちせず、すぐに剥がれてきては困りますよね。塗装工事では、塗料を重ねてからではわからない(見えない)工程が塗装の耐久性を左右させるのです。
![]() 入念に下地調整をしたあとは、プライマーを塗布してさらに塗料がしっかり密着するように下塗りします。
サビが発生している場合はここでサビ止めを使用して、再びサビが発生することを抑制させます。サビ止めの色は何種類もありますが、仕上がりの色に合わせて選択。その中でもよく使用されるのは、赤錆び、茶、白、グレーなどです。
刷毛で一段ずつたっぷりプライマーを塗り終えたら、次は中塗りです。雨戸の端は塗りにくいため、刷毛でつつくようにして奥まで塗料を塗り込みます。厚みのある塗膜に仕上がるように段ごとにたっぷり塗料を重ねていきました。
![]() 最後は上塗りをして3度塗りの仕上げです。今回は塗料の飛散が少ないローラーを使用して上塗りをしました。通常のものですと、雨戸のような凹凸がある場合にはあちらこちらに塗料が飛散してしまうのですが、このローラーは塗料の含みがよく、平滑に仕上がる上に飛散が少ないという多機能なものです。
中塗り時点でもツヤは出ていますが、さらに塗料を重ねるときれいな光沢が輝きます。外壁や屋根が塗替えによって美しく蘇るので、雨戸といった付帯部分も同様に仕上げていきました。
雨戸や戸袋塗装では、刷毛やローラーのほかにスプレーでの吹き付け塗装を行うこともあります。吹きつけ塗装では刷毛目が出ることがないですし、スピーディーに仕上がるという利点があるのです。ただ、塗料の飛散があるので(養生は徹底しています)、お宅の広さがあり、周囲に住宅がないなどの作業環境が求められます。
これで雨戸塗装が完了したので、次回は幕板や雨樋の上塗りに入ります。
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