外壁塗装情報 |
青葉区での屋根鉄部ケレンとサビ止め |
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先日、除雪作業と外壁の下地処理を終えた青葉区梅が丘のお宅で今日は屋根・鉄(トタン)部のケレンとサビ止めを行います。
職人は一級塗装技能士の川口、ほぼ一人での作業のため本人が写真に写っていませんがご了承ください。
屋根材の下地調整は高圧洗浄を行うことで完了させましたが、雨押さえや棟押さえと呼ばれる鉄部にはまた別の塗り替え前の準備が必要になります。
鉄部は表面がツルツルとしており、その上から塗料を重ねても引っ掛かりがないため塗膜が剥がれやすくなってしまいます。それを防ぐため、わざと表面を研磨して細かな傷をつけることで、下地と塗料がしっかり密着して剥がれにくくなるようにしていきます。また、鉄部はサビが発生していることが多々あるので、それらを丁寧に削り落しておくことも肝要です。
![]() ここではサンドペーパーと呼ばれる紙やすりを使用して、雨押さえを研磨しています。擦ったところには白っぽい細かな跡がついているのが見えますね。
ほかにもケレンに使用される道具には、皮スキという金ベラやナイロン製たわしのマジックロンなどがあります。サビや古い塗膜剥がれがひどい平面にはディスクサンダーという電動工具を用いることも。
![]() こちらは雨押さえなど鉄部を留めている釘が抜け出てしまっているため、打ち直しているところです。築10年以上経過しているお宅の屋根では、家の歪みや地震といった動きで釘が緩くなって抜け出てしまうことが多くあります。このままにしておくと緩んだところから雨水が浸入してしまう恐れもあるため、塗り替えをする際にはしっかり打ち直しておく必要があります。
![]() ![]() ![]() ケレン、釘の打ち直しを終えたところで鉄部のサビ止め(1液ハイポンファインデクロ)の塗布に入りました。サビ止めを塗布することで再びサビが発生することを防ぎ、傷みやすい鉄部の耐久性を高めていきます。
サビ止めに限らずどのような塗料でもそうですが、量をたっぷり使用しながら全体を均一な厚みに仕上げることでその材料の持つ性能を最大限に発揮させます。
今回使用したサビ止めは赤錆び色ですが、他にも白・グレー・茶色などがよく使われており、上塗り(仕上げ)の色によって使い分けをしています。
雪止め金具のような細かな部分にもハケで丁寧に塗布を終えたら、次は屋根材の下塗りに進みます。
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青葉区での外壁塗装、ヒビ割れの下地処理 |
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前回の高圧洗浄からだいぶ日が空いてしまいました。異常気象とも言える関東での大雪が続き、施工を進めることができなかったため、この日はコロニアル屋根に積もってしまった雪を取り除く作業から開始です。
職人は前回に引き続き一級塗装技能士の川口。
![]() 写真からも見てとれると思いますが、かなりの量の雪が溶けないままになっています。日の当たる屋根でもこのような状態ですから、日陰ではなかなか簡単には溶けないのではないでしょうか。いざスコップを使用して雪下ろしをしていきます。足を滑らせたり、屋根を踏み外しては大惨事になりかねないので、足元には十分に気をつけながらの作業となりました。下ろした雪が狭い箇所に入ってしまったところは、それを更に移動させておきます。
![]() なかなか骨の折れる除雪作業を終えたら次は外壁の下地処理を行います。こちらのお宅のモルタル外壁にはあちこちにクラック(ひび割れ)が入っており、雨漏りを心配されたお客様がご自身でシーリングを打って補修されていました。上の写真は見積もり時の様子です。
![]() ![]() この打たれているシーリングを全て取ってしまうと雨水が内部に侵入してしまう恐れがあるので、表面上の取れるところを少し削り取ってから厚膜シーラーを塗布してガッチリ固めていきました。
ミニローラーを使用して乳白色のシーラーをシーリング部に沿わせるようにたっぷり塗布していきます。この上から下塗り・中塗り・上塗りと塗装をしていきますが、補修した跡の凹凸は少し残ってしまいますので、あらかじめお客さまにその旨をお伝えしています。
また、外壁には一部レンガが使用されているので、そこにも塗装前の準備をしておきます。と言いますのも、レンガ部分にはぴったりと養生をしていても塗料が漏れて入り込んでしまうので、それを防ぐために先ほどと同じくシーラーを塗布しておきました。こちらは専門用語で流れ止めとも言います。
モルタル部とレンガ部をきれいに塗り分けするためにはスプレー塗装といった方法もありますが、ご近所への塗料の飛散といった問題もありますので、どこのお宅でもできる方法とは言えません。今回は流れ止めで塗料漏れを予防して手作業で塗り分けをしていきます。
この日の作業はこれで完了となり、翌日からは屋根の塗装作業に入っていきます。
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青葉区で屋根の高圧洗浄、コケや汚れも綺麗に |
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本日は青葉区梅が丘で外壁・屋根塗装などを行うための下準備として高圧洗浄をしていきます。担当する職人は一級塗装技能士であり、塗装指導員の免許も所持する大ベテラン川口。
![]() ![]() 築15年というこちらのお宅のコロニアル屋根には、どこのお宅でも大体そうではあるのですがコケが一面を覆うようにびっしりと生えていました。
特に屋根は付着物が残った状態で塗装をすると、下地と塗料がしっかり密着できず塗膜が剥がれやすくなることも。高級塗料をたっぷり使用して厚膜に仕上げても、すぐに剥がれてしまっては意味がありませんのでここで丁寧に洗い落としていきます。
川口一人での作業のため洗浄中の写真がないのですが、水洗いではエンジン駆動式の防音型高圧洗浄機を使用します。最高150キロ圧で噴射されるジェット水流で家全体をしっかり洗っていきます。
屋根はコケや藻で滑りやすくなっているので、足元に気をつけて下の方からスレート(屋根材の)一段ずつに水を当てて汚れを削り落すような感覚で洗浄。150キロ圧の威力というものは、なかなか文字では伝わりにくいかもしれませんが、ゴム長靴に当ててしまうと穴が開いてしまうほどです。もちろん、手などに触れてしまえば大惨事になってしまいまうので取扱いには注意を要します。
![]() 屋根全体を洗い終えたら、次は外壁や軒、ベランダ内などの洗浄です。ベランダにはウレタン塗膜防水を行うので、やはりこちらも念入りに洗うことで下地とウレタンの密着性を向上させます。
外壁については、洗浄不足で塗膜が剥がれるということはあまりないのですが、付着物によって養生がしっかりくっつかないことも考えられます。養生は塗装しない部分に塗料を付着させないようにカバーしたり、塗り分けの線をきれいに出す役割があります。その養生に隙間があれば、そこから塗料が漏れて汚してしまう恐れも。そうならないためにも、外壁を含め家全体を入念に洗うことがとても大切です。
![]() ![]() こちらが洗浄が完了した状態の写真です。屋根を覆っていた茶色っぽいコケはきれいさっぱり取り除かれましたね。白っぽく見えているのは、弱くなった古い塗膜が剥がれ落ちた素地。
この状態にまでなったら、次に塗布する下塗り材のシーラーがよく浸透していきそうです。塗料と屋根材の接着剤の役割を果たすシーラーは、下地がしっとりと濡れ感が出るまで塗布します。傷みが激しいと内部に吸込まれてしまうので、吸込みが止まるまで塗り重ねていきます。
![]() ![]() 同様に水洗いを完了させたベランダ、下屋根も見違えるようにきれいになりました。
塗装工事では塗ることに主眼が置かれがちだと思いますが(もちろんそれも重要ですよ)、その前段階の、施工が完了してからは目で見ることのできない工程で塗装の持ちや耐久度が変化してくるのです。
一つ一つ丁寧に工程を踏むことで、家をしっかり保護してくれる耐久性の高い厚膜に仕上げていきます。
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