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なぜ一級塗装技能士と塗装指導員のいる塗装会社を薦めるのか

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もしも遠い親戚の人に塗装会社を紹介するとしたら、必ず社長が一級塗装技能士で、職人にも何人か一級塗装技能士がいる会社を薦めます。

それはなぜか。

技術、マナーなどが備わっている職人がいる会社ということが想像しやすいからです。

いつもであれば、さらっと書く内容ですが、今回はより深く一級塗装技能士の資格の話や、職人のマナーについて書ければと思います。

また、ネット上での塗装業者の実態と、それを見極めるための塗装技能士資格の確認の仕方などもお話し致します。

 

 

一級塗装技能士を取るための様々な壁

最初にまず、私たち職人の状況からお話ししたいと思います。
私たち職人は、ほとんどが中卒・高校中退・高卒で、大卒と言う人はうちの会社には居ませんし、他の職人仲間でもあまり見かけません。

つまりどういうことかと言うと、勉強があまり得意ではない人が多いということです。
参考書を開いて、机にかじりついて勉強をすることが苦手で、できれば体を動かしている方が得意です。

 

そんな職人たちが資格取得のために本を読み、問題集を解くのはそれだけでも苦行に近いものがあります。
ましてや、現場の仕事が終わってクタクタに疲れた体で勉強を始めるためには「絶対にこの資格を取って、塗装を極めるぞ!」という思いがないとできません。
また仕事を休んで講習を受けに行かねばならず、それも生活としては辛いところです。
講習代もばかにはなりません。

 

 

また、一つ大きなポイントとして、実はこの一級塗装技能士の資格、これまで一般的についていえばあまり給与アップは望めないのです。

資格としては、国家資格ではあるのですが、特段手当てなどが決まっている資格ではないので、給与アップなどはしないため、資格取得の目標を「給与が上がること」にはできないのです。

さらにこの一級塗装技能士を取るためには、もう一つ大きな壁があります。

それは実技試験です。

 

学科試験用の勉強は、過去問を解き、講習を受ければなんとかなるのですが、実技試験はそうはいきません。
実技はケガキ線、パテ、調色、吹き付けと、戸建ての塗装現場ではあまり使われない特殊な技術も多く出題されます。

もちろん、通常の現場で使うような技術も試験内容としては出るのですが、あくまでもそこは基礎的なところで、上記に書いたような技術は自分で練習しなければなりません。

 

 

戸建ての現場で使わない技術なので、当然勤めている会社にこうした材料や道具もありません。
ということは、これらの道具を自分だけのために手配をかけ、リースし、塗料や塗りつけるための板なども自分で用意しなければならないのです。

 

 

実際代表の曽根がこの試験を受けた時は、自宅に1m80cmの板を5枚も持ち込み、家でできる実技練習をなんとかやってみたりしました。
でも吹き付けなどは、コンプレッサーという機械がないと練習することができず、また機械も大きく音もすごいので自宅では使えません。
それなので、倉庫などの場所を借りて練習する以外ないのです。

 

塗 装 技 能 検 定 試 験 の試験科目及びその範囲並びにその細目(厚生労働省職業能力開発局)

 

 

 

板や道具を買い、コンプレッサーをリースし、倉庫を借りる。
一口に実技試験と言っても、これだけの練習と準備が、そしてお金が必要です。

代表が試験を受けた当時は、塗装会社に勤めていていました。

でも自分の勤めている会社には倉庫が無かった為、知り合いの一級塗装技能士資格を持っている業者のところで倉庫を借りて、時にはアドバイスをもらいながら練習をしました。
普通の塗装会社では作業ができるような倉庫を兼ね備えているところが少なく、この時も倉庫を借りるのに苦労をしました。

 

しかも、これらをすべて仕事が終わった後に一人で準備して行う…。生半可な気持ちでは取り組めません。

試験を受けるための、書類申請の手続きも普段あまり取り寄せたことの無いような書類を揃えなければならず、仕事の合間を縫って書類をかき集めるだけでも時間がかかってしまいます。
申請場所は行政下の管轄なので、このような書類は完全でなければならず、届けの出し方などなど、普段こうした書類仕事から遠い場所にいる職人としては、書類申請の段階で投げ出したくなり、実際この時点で挫折してしまう人もいるようです。

 

 

一級塗装技能士の資格について

では次に、一級塗装技能士とは、どのようにして受けるのかご説明致します。

一級塗装技能士は、年に1回、毎年9月に行われる試験で、学科に1日、実技に1日試験日が設けられています。3月上旬に詳細が発表され、4月上旬から中旬までの間に試験の申し込みを行います。

 

学科と実技はそれぞれに合格ラインがあり、学科に受かったけど、実技に落ちた場合などは、翌年以降に学科の合格は持ち越すことができ、学科試験は免除されます。
逆ももちろん可能で、実技に受かればそれも翌年、翌々年…と実技は免除となり、学科だけを受ければ大丈夫になります。

うちの会社の人間も、受かった学科を2年持ち越して3回目で実技に合格をしました。

 

 

講習は6月くらいに行われ、厚生労働省の 職業能力開発協会が指定する組合が実施しています。
都内であれば、日本塗装工業会や、東京都塗装工業協同組合(東塗協)。神奈川であれば、神奈川県塗装協会などが行っているようです。
他にもそれぞれの都道府県にて、担当する協会や組合が講習を行っています。

 

試験の合格率としては、50%前後。
大体の人は、2回ほど試験を受けることが多いようです。

1年に1回しかない試験だからこそ、落ちてしまうとまた来年まで受けることができず、合格するまで数年かかる場合もあります。

資格内容としては、塗装に関する技能を認定する資格で、一級はその中でも塗装の技能、知識ともにトップクラスであると言えます。

 

 

 

 

一級塗装技能士と、二級塗装技能士の違い

ここまで、一級塗装技能士について説明をしてきましたが、では二級塗装技能士はどのような資格なのでしょう。

実はこの一級塗装技能士と二級塗装技能士ですが、英検などのように一級ずつステップアップしながら取る人は少ないです。
同じ「塗装技能士」という資格ではあるのですが、塗装技能士の一級と二級では、合格証書を交付する場所が違います。
一級塗装技能士は国である厚生労働大臣から合格証書が交付され、二級塗装技能士は各都道府県の知事から合格証書が交付されます。
あまり他の資格ではみない形式なのですが、一級と二級では認可しているところが違うのです。

 

 

二級塗装技能士は都道府県認可の資格で、一級塗装技能士は国家資格となります。

そのため、それぞれ別のものとして受験する人が多いようです。

二級塗装技能士は、受験資格が実務2年以上、もしくは塗装の専門学校や、職業訓練学校などに通いながら取得することが可能です。
一級塗装技能士に比べると難易度は低いものの、二級塗装技能士も塗装の技能をきちんと修得しないと取れません。

 

 

一昔前は、塗装屋の2代目などが、職業訓練学校に行って二級塗装技能士の資格を取り、それから家業を継ぐ…などということが多くありました。

通常であれば、二級塗装技能士のすぐ上の資格が一級塗装技能士…のように思いますが、一級塗装技能士は国家資格のため、学校に通っただけでは取ることができず、二級塗装技能士とはかなりグレードの異なる資格となるのです。

 

 

一級塗装技能士の更に上の塗装指導員とは何か

一級塗装技能士の資格が取れると、塗装指導員という資格も取れるようになります。
塗装指導員とは、正しくは塗装科の職業訓練指導員のことです。
この資格は、実務経験15年以上、または一級塗装技能士のみが受験することができるのですが、実務経験15年以上でこの資格を取る人はほとんどいません。
というのも、この資格は職業訓練学校で教えられるようになる資格なので、特に現場仕事には関係がないとされている資格だからです。

 

通常15年も現場をこなしていれば、日常の現場で人に指導することはできますし、特段必要を感じない資格ともいえます。

この資格テスト自体はそんなに難しいものではないのですが、1週間会社を休んで1日8時間ほどの講習を受けに行かなければなりません。

フラワー装飾、造園、大工、板金などなど多岐に渡るジャンルの一級資格者が、職業訓練指導員の講習を受けるために、講習が行われる場所へ1週間通い続けるのです。
通称「よんぱち講習」と呼ばれ、1週間の講義時間を合計すると48時間となります。

 

 

安全管理や、人への指導の仕方についてなど、様々な職業の人たちと一緒に受けるので、塗装技能に関するものはほとんどないのですが、この講習を受けることで、塗装の職人とはまた違った観点を勉強することができます。

この講習は「人に教える」ということを通して、改めて人との接し方や、安全面の考え方などを見直すことができるのです。

 

 

 

一級塗装技能士、塗装指導員を通して現場を見る

努力して勝ち取った一級塗装技能士や、塗装指導員の資格は、私たちの場合で言えば現場でも大いに活かされています。
様々な技能を学んだことで、より知識を使った塗装の提案ができるようになり、さらには現場が見通せるようにもなりますが、それ以上に、難易度の高い塗装工事などのときに、耐える力がUPします。

 

 

一度、辛いものに耐えた記憶はかならずその人間を一回りも二回りも大きくしてくれるのです。
また現場を取り仕切る時にも、塗装指導員の経験は役にたちます。

また不思議なことに、こうした資格を取った職人は、その資格に恥じないようにとマナーも良くなるようです。

職人のマナーとは、お客様への挨拶や、態度などもそうですが、それ以外にも「作業中に無駄なおしゃべりをしない」などがあります。
この無駄なおしゃべりは、もちろん作業効率を下げるという理由もあるのですが、塗装の現場というのは、お客様が住んでいらっしゃるお宅を塗るのがほとんどです。

 

ですので、家の壁際で職人同士が話している声というのは、家の中にいらっしゃるお客様にも聞こえます。

作業関連の話以外は、時には騒音となり得るので、お客様が不愉快な思いをされる場合もあるでしょう。

そういったわけで、現場での職人の無駄なおしゃべりは、マナーが悪いと言わざるを得なくもないのです。

また、塗装工事中は10日ほどお客様のお宅へ伺うのですが、毎日お客様にお会いし、仕事中も応対をします。私たちが作業している間に、お客様がお仕事や学校へお出かけになり、また帰宅される場合もあります。それなので、いつお客様に見られても大丈夫なように、気を配って作業をします。

こうしたことから、いまや外壁塗装は接客業であるともいえるかもしれません。

 

 

今でも、少なくなっては来ましたが昔かたぎの仏頂面でぶっきらぼうな職人というのはいます。

例え本人からすればそういうつもりがなくともそう映ってしまうのです。
作業について聞きたいことがあっても聞きにくい雰囲気ですし、素人からすれば理解不能な職人目線での話は意思疎通もできにくいため、お客様の要望をかなえることが難しい結果となる場合があります。

一級塗装技能士資格を持っている、塗装指導員の資格を持っている人間で、仏頂面のままお客様に応対する人間はあまり聞いたことがありません。

そういったことからも、一級塗装技能士や塗装指導員であるということは、マナーの良い職人であることを判断する目安にしても良いのかなと思っています。

 

 

 

ネットにはびこる悪徳業者に外壁塗装を依頼しないために

ここまで、一級塗装技能士と塗装指導員について細かくお話しをしました。
この資格を正しく知ることで、悪徳業者を判断することができます。

みなさん一昔前まで「塗装の訪問販売」なるものがあったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
ある日突然、塗装業者を名乗る人間が訪ねてきて、「家の外から、壁などを拝見したが、このままでは家が腐ってしまうので塗装をした方がいい。今なら無料で外壁の診断をしますよ」と言ってくる。

なんとなく「そろそろ塗装しなければ…と思っていたし、家が腐ってしまうなどと言われれば不安だわ…」とオロオロしているうちに押し切られて契約をしてしまい、実際の塗装工事は手抜き工事そのもので、訴えようにも塗装会社に連絡がつかない…。

などといった、訪問販売業者です。

 

今や訪問販売業者は影を潜め、まるで居なくなったかのように思いますが、会社の規模に関係なく実はネットの塗装業者になっただけということもあります。

ネットには元訪問販売の業者を含め、塗装業はとくに資格がなくても誰でも開業できるので、塗装の知識無く開業する業者も沢山いるのです。

技術の持ち合わせがなく営業のみに特化した会社で、実際の塗装工事は丸投げで質の悪い外壁塗装工事も少なくありません。

そうした工事をした後に、結局家の塗装が剥がれてしまったり、屋根の厚み部分である破風板などが腐ってしまったりしてからうちに依頼が来る場合があります。

そういう質の悪い塗装を見るたびに、なんとかこうした業者に依頼をしないで済むように出来ないだろうか…と考えてきました。

 

街中には、父親から息子へと代々家業として塗装業を続けてきた良心的な業者も数多く有ります。

私たちの周りでも家業として継いだ塗装店の職人で痛い仕事をする職人はいません。

それにも関わらず、なぜネットでは、代々家業として塗装業を行ってきた業者などのホームページは少ないのでしょうか。

 

それは、代々家業として塗装をやっている業者のほとんどが、HP制作などに精通しておらず、ネットでの宣伝に無関心なことが多いのです。ですので、こうした業者に依頼をしようとしても、近所の口コミを頼りに探すしか手立てが無く、一般の人にはなかなか探せません。

では、ネット上で良い塗装業者を見つけるにはどうすればいいのでしょう。

そこで、目安にするのがこの一級塗装技能士の資格なのです。

まずは、一級塗装技能士が在籍している業者を探します。

できれば、社長や代表者が一級塗装技能士だとさらに安心といえると思います。

 

見積りの際には「ネットに載っている一級塗装技能士の方が実際に工事をして下さるのですか?」と聞きましょう。

在籍のみで実際の工事には携わらないということもあるので慎重な姿勢を取ることも重要です。

一級塗装技能士が工事をしてくれる業者をみつけたら、見積りを取ってじっくりと検討しましょう。

当然ながら一級塗装技能士ではないけれどもマナーも良く腕もいい職人も数多くいると思います。

ただそれはそれでどのようにして探し出せれば良いのかという問題がでてきます。

このブログを読んで、一人でも多くのお客様が欺かれることなく、良い塗装をして、お客様の家が保てれば、書いた意味がでるので本当に嬉しいです。

 

 

これからも一級塗装技能士を通して塗装の向上を目指す

一級塗装技能士は、上記でもお話ししましたとおり、私たち職人にとって難しい試験です。
去年も弊社から関連会社も含めて、3名の職人が受験をしましたが、全員不合格になってしまいました。

その3人のうち一人はこの業界自体を辞めてしまい、あとの二人もその後一級塗装技能士の試験に再挑戦はしていません。

それくらい、試験を受けるためのモチベーションを維持し続けるのは大変で、厳しいものなのです。

試験前の追い込み期間は真夏なので、現場作業としても一番体力的にきつい時期です。

体力を使い切った後にする勉強は、本当に辛く、仕事もあることから実技の練習もままならないことが多々あります。

前述したとおり、これらを乗り越えて、3年越しで受かった職人が弊社にもいます。

 

彼は実に粘り強い仕事をしますし、資格をとったことで信頼もあがりました。

現在、弊社には一級塗装技能士が十数人(そのうち塗装指導員は8人)が在籍しています。

元々自社職人とも言われる社員だった職人を独立させて、今は専属の下請けとして仕事をしているものもいます。

これからの目標もお客様により良い塗装を届けられるよう、日々精進していきたいと思うのです。

合格者の声 塗装技能士(建築塗装作業)1級取取得

 

当社代表が回答しているヤフー知恵袋もご参考ください。

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カテゴリ:一級技能士からの教え

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