外壁塗装情報 |
懐かしい16年ぶりのお客様、外壁と屋根の再塗装 |
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16年前の2003年に施工したお客様より、再度ご注文いただいた工事のご紹介です。
16年前16年前といえば代表の曽根が現役を退く3年ほど前ですね。 お家裏側は駐車場でしたが、今は建売のお家がびっしり並んでいました。 しかも新築から数年経過していたようで当たり前ですが時の経過を感じさせます。 足場も当時は自分たちでかけていたので単管の抱き足場でした。 外壁塗装は水性シリコンセラで確か日本ペイントの「シリコン伝説」が発売されて間もなかったような気がします。 今はラジカル制御型などが主流でしょうか。 下塗りにも当時もかなり気を配っていて「水性シリコンエポサーフ」というものを使っていました。 塗り手間もかかるしシーラーでもよかったのですが、当時はやみくもに品質が良い塗料にかなり目を奪われていたため率先して最新塗料を使っていました。
足場16年前のカーポートの屋根は波板でしたので、波板の隙間から単管を立てたためそれほど苦労した記憶はありませんでしたが、新しいカーポートに交換されたようで屋根もアクリル板に代わっていたため、今回は一旦ガッツリ外させていただき足場を掛けました。 シールシールはいつも通りシール専門職人。 今回の現場は一級シール施工技能士の職人が入りました。 サッシ回りは一部増し打ち施工。 目地と軒天と外壁の取り合いは撤去打ち替えです。 2液のシールを使用なのでたっぷりと肉厚に注入していきます。
外壁塗装前回の塗料が水性シリコンセラ。 UVが出ていなかった時代というのもあるかもしれませんが、シールもめっきりひび割れしていました。 サイディングが反り返ってしまっていてもちろん湾曲修正をする方法もあったわけですが、大事を取っと今回は交換することになりました。 特に紫外線の影響を一番受けるベランダ側です。 16年の歳月はすこし目地にとっては少し過酷だったかもしれません。 今回の外壁塗装は前回の水性シリコンセラの次に発売されたパーフェクトシリーズとはいえ、目地シールの劣化は塗料の種類でそれほど変わるわけではないとも思うので、シール部についてはそれなりの年数が経過したら少し気にかけておいてほしいところでもあります。
屋根塗装スレート屋根です。 16年前に塗った状況からお見せします。 幸いにも塗装の剥がれはありませんでした。 いい感じの劣化具合です。 ちなみに当時の屋根塗料はファインシリコンベストです。 棟板金の劣化もよい感じです。 前回は縁切りはしていません。 確かタスペーサーなるものが存在していなかったころだと思いますが、それ以前にする必要がなかったと思います。 今回は前回の塗膜の厚さがスレート重なり部に多少存在していたためタスペーサーを入れました。 正直する必要性もありませんでしたが、今の時代ネットで必要性をうたう記事が多ければ、今後生活をする上で無理に不安を感じてしまうよりも納得して安心して頂くほうが良いので、タスペーサーはバッチリ挿入させて頂きました。 確かに必要性がないとこちらが判断したとしても、ないよりはマシという意味では安心できます。 ただこのお家のスレート屋根はアスベスト入りの強い部類のスレートなのでまだ安心できますが、ノンアスベストのスレートの場合は無理にはお勧めできません。 施工中に歩行する際にひび割れる可能性もあるからです。 今回は慎重に施工したとしても電気屋さんが例えばアンテナを交換したとき、あるいは次回の塗装時はうちとも限りませんので、職人が歩いた際に割れる可能性が結構高いといっても過言ではありません。 話がそれてしまいましたが大屋根の施工はいつも通りです。 下屋根は足場の関係上ジャッキを上げながら塗装をしました。
付帯塗装今回は16年経過したこともあるのか、はたまた前回の施工が悪かったのかどうか定かではありませんが、破風の一部の塗膜がはがれていました。 ただ前回塗装時の時も実は同じ部分がおなじ状況だったこともよく覚えていますので、新築時の施工品質の影響をかなり受けていたという印象です。 よく見るとわかりますが、下地というよりも素地から剥離しているのがわかります。 前回はこの剥離のためそのままのローラー塗装では表面の模様が異なってしまうため砂骨ローラーで模様付けしながら、密着性のとても強い当時頻繁に使用していた「水性シリコン厚膜シーラー」という下塗り材で塗装をしました。 鉄部以外の付帯部の下塗りには定番の下塗り塗料でした。 その塗膜が剥離していたのですが、破風自体は木部ではなく新建材なので腐食は感じませんでしたが除去できない表面にあくのように汚れこびりついてしました。 一度素地が露出して劣化している素材は密着性が良くないという経験の元、今回はより慎重を来たして塗装ではなく「ガルバリウム鋼板」にて破風の板金巻きをしました。 その他の雨樋や軒天の傷みは塗装の劣化程度でした。 ベランダはきれいにシールと塗装が仕上がるよう一旦フェンスを取り外して施工しています。 ※異なる現場ですが今回と同様に新築品質の影響を受けたお家の破風。
破風板金巻き破風にはガルバリウム鋼板の板金巻をしました。
※再塗装のご注文を頂いた「お得意さまシリーズ動画」です。
【施工担当】 一級塗装技能士・塗装指導員 ・原本・菅・曽根
カーポートアクリル板脱着 l 式 [外壁塗装] [シーリンr工事] [付帯塗装] [屋根塗装] 屋根高圧洗浄 60 平米 |
塗料選びの悩み。まず特徴を知ることから始めよう! |
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塗料の選び方を知ろう! これまで、さまざまな塗装についてお話ししてきましたが、今回はその塗装の基礎とも言える、塗料についてお話しします。 塗装をする時に、塗料選びはとても大事です。でも塗料の特性やグレードなどを知らないと、適切な塗料選びができません。 塗料は効果もさまざまですが、値段も様々です。メーカーも数多くあります。 そこで、まず塗料の決め方として、どのような順番で選んでいけばいいのかをお教えします。
塗料の決め方を知ろう 塗料の決め方には以下の点を順に見ると、決めやすくなります。
<壁の場合> 1 塗る場所の特性を見る 2 対応機能のあるメーカーを選ぶ 3 水性と溶剤(油性)を選ぶ 4 塗料のグレードを選ぶ 5 1液タイプと2液タイプを選ぶ
<屋根の場合> 1 屋根の種類を見る 2 溶剤のメーカーを選ぶ 3 塗料のグレードを選ぶ 4 1液タイプと2液タイプを選ぶ
この順番で塗料を選んでいきましょう。 とはいえ、「水性と溶剤?」「塗料のグレード?」「1液、2液って何?」など、塗料の決め方には不思議な言葉がいっぱいです。 今度は、この言葉について説明したいと思います。
■塗料の水溶性と溶剤(油性)について 現在塗料には、水で希釈する水性塗料と、シンナーで希釈する溶剤があります。 また溶剤の中にも弱い塗料用シンナーで希釈する弱溶剤と、エポキシシンナーやウレタンシンナーなど強いシンナーで希釈する強溶剤と分けられます。 一昔前までは、塗料といえば溶剤だったのですが、数年前から国の方針で、人体や環境への影響が少ない水性塗料が推進され、現在では水性塗料と溶剤の2種類から選べるようになりました。
メーカーからは、水性塗料は水が蒸発して塗膜を作り、溶剤はシンナーが揮発して塗膜を作るので、塗料の効果としては大差がないと紹介されています。 ただ、実際現場で使用していると屋根などの場合は、溶剤のほうが適していることが多いのが実情です。(ただ、最近では屋根用の水性塗料で「クーラーベスト」というものがあり、遮熱、断熱効果もあるため、予算によってはこちらを使うのがいい場合もあります。)
壁などは、水性の塗料でも効果が十分に発揮されるので、下塗りから上塗りまで水性を使うことが多いです。
■塗料のグレードについて 塗料にはアクリル系やウレタン系など様々な種類がありますが、この種類はグレードに分けられます。塗料のグレードに沿って、高い方から順に並べるとこうなります。 1 フッ素 2 ラジカル制御型 3 シリコン 4 ウレタン 5 アクリル
フッ素系の塗料は価格も高く、お客様の希望がない限りはあまり使用しませんが、ラジカル制御型のパーフェクトトップなどは、機能が高く雨だれや汚染、色あせしにくいので、塗料のグレード的にもおすすめの塗料です。 ![]() ラジカル制御型のパーフェクトシリーズ
![]() サイディングのクリヤー塗装のフッ素タイプ UVプロテクト4Fクリヤー
![]() 日本ペイントのフッ素の定番ともいえる、デュフロンファイン4Fセラミック
どの塗料にも、雨だれに強い、色あせしにくい、汚染につよい…などあるのですが、グレードによって持つ年数が変わってきます。 大まかではありますが、グレードの低いものだと5~6年ほどしか持たないものが、グレードが高いものだと12~15年ほど持つ…というイメージです。 これはあくまでも「メーカーの期待耐用年数」と言われるものや、塗料自体の耐用年数と認識されているもので、実際に家に塗ったからと言って必ず持つということではありません。 中には20年持つと言われる塗料の話を聞くことがありますが、まずあり得ません。 家の傷み方や職人の腕、塗料の扱い方で本当にまったく変わってくることがあるので覚えておく余良いでしょう。
そしてこの塗料グレードは、次に説明する1液、2液で大きく変わるので、まずは塗料の基本として覚えて下さい。
■1液、2液の違い 1液と2液は塗料の特性から塗り方が変わります。 簡単に説明すると以下です。 1液 自然硬化する塗料 塗れば乾く 2液 主剤と硬化剤 硬化剤で固める(乾く)
1液は塗れば乾くのに対して、2液の場合は主剤だけでは乾きません。 ただその代わり、硬化剤を塗り化学反応をさせて固めるので、1液よりも塗料の密着度が上がり、はがれにくくなります。 現場でもたまに実感するのですが、2液タイプの塗料を使っているときに、塗料缶の側面などにたらしてしまうと、2液タイプははがしにくく塗膜の耐久性があって非常に頑固です。 でも同じ塗料でも1液タイプのものだと、2液のものよりは簡単にはがれます。
また、この1液タイプ、2液タイプであることによって、先ほどのグレードが逆転してしまう場合があります。 例えば、「ウレタンの溶剤の2液」と「シリコンの水性の1液」を比べた場合、通常のグレードであれば、シリコンの方がウレタンよりもグレードが上なのですが、ウレタンが2液のタイプだと、ウレタンの方が機能上になります。 これらをよく理解し、価格と相談をしながら最高の効果を発揮する塗料を是非選んで下さい。 ![]() 2液タイプのファインウレタンU100 一昔前は一番の定番塗料でした。
![]() マンション等の大規模修繕でもよくつかわれていた1液タイプの塗料
壁や屋根に塗る遮熱塗料、断熱塗料でエアコンの効きが変わる では次に、最近使用の多くなってきた遮熱塗料と、断熱塗料について説明します。 近頃は異常気象で、こうした遮熱効果や、断熱効果のある塗料の要望が高くなっています。性能を理解して、必要な部分に使用すると大きな効果が期待できます。
■遮熱塗料 遮熱塗料は屋根で使うことが多い塗料です。価格も断熱塗料に比べると、比較的値段も手ごろになっています。 遮熱塗料は、太陽光を跳ね返す効果があり、部屋の中の温度の上昇を抑える効果があります。ですので、屋根塗装に向いている塗料です。
ただ、冬なども太陽光を跳ね返してしまうので、塗ったことで寒さを感じる場合もあります。
■断熱塗料 断熱塗料は壁と屋根両方使用できます。 遮熱塗料と違って、断熱塗料は外気温を遮断します。ですので、夏は涼しく、冬も過ごしやすくなります。 原理としては鍾乳洞と同じです。鍾乳洞ほどの気温差が出るというわけではありませんが、断熱塗料は外の気温の影響をうけないことで、室内の温度が一定になります。
よくある塗装の方法としては、屋根は断熱で、壁は一般塗料という方法です。 屋根に断熱塗料を塗ることで、2階部屋の温度がそこまで上がらず、エアコンの効きがよくなります。 壁の断熱もすれば、さらに快適になることは間違いなしなのですが、断熱塗料は塗料の効果を発揮させるために、厚みをつけなければならないので、倍の塗料を使います。
しかも価格自体も普通の塗料の2~3倍になるので、金額が通常の塗料に比べ跳ね上がります。 使う場所を考えて、使用するのがおすすめです。
以上今回は塗装の基礎、塗料について、お話ししました。 塗料について、少しでも理解が深まり、最適の塗料を選ぶ手助けになれば幸いです。 当然ながら家を長持ちさせるためには塗料のグレードだけでなく使用する「塗料の消費量」もそれ以上に重要ですのでこちらも参考にしてくださいね。
また他の記事でも水性塗料だけや溶剤だけに掘り下げた内容なども書きたいと思いますので、お楽しみに!
【参考情報・ヤフー知恵袋】 外壁塗装って、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料の順にグレードが分かれてるんですか? |
東京都世田谷区の大きな三階建てALC住宅外壁塗装 屋上防水 |
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世田谷区のALCの三階建てでとても大きなお宅です。
こちらは築19年で、大きなベランダとバルコニーがあり、特に一階には広い庭もお持ちの素敵なお宅です。
屋根は遮熱塗装をしたため、世田谷区の補助金制度を利用しました。 こちらの写真を見ていただくとわかるように凸凹が外壁全面にあります。
へこみ部分にまでばっちり塗料を生き渡せるため、少々施工が大変です。それでも見ての通りばっちり仕上げさせていただきました。
ALCのため、目地やサッシ回りには全面にコーキングのうち替えをさせてもらい、屋上防水もかなり劣化していたためバルコニーとともに今後雨漏りの心配がないように、しっかりと施工させていただきました。
屋上防水は、塩ビシート防水の遮熱効果のあるものを施工しております。
バルコニー防水はウレタン防水となります。
シールも塗装も防水も全て一級技能士が施工させていただきました。
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