外壁塗装情報 |
外壁塗装の最終確認は悔いが残らぬよう全部聞こう! |
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業者選びに悩み、何社も見積もりを取って交渉をし、さまざまな苦労の末にやっと「これは」と思う業者に依頼した外壁塗装。 塗装作業も完了し、ようやく終わりかと思いきや……最後に一番大切な工事の最終確認があります。実はここでシッカリと最終確認をするかしないかで、塗装工事の満足度とクオリティが変わります。
この最終確認は、塗装業者自身が独自でおこなってお客様にご報告する場合もあれば、お客様が自らチェックをされる場合もあります。 でも最終確認の一番いい形は、専任の検査担当がの家の周りをぐるりと回って外壁などを丹念に見ることだと私は思います。
お仕事などで日ごろから忙しく、留守の多いお客様の場合は、一緒におこなうチェックの時間が取れない場合もありますが、せっかく100万をも超える工事の締めなので、後悔をしないために、是非とも業者と一緒にチェックを行って頂ければと思います。
一般的には、まだ足場が残っている状態で、塗装の最終確認を行います。 まずは業者が手順に従って、完了検査を。次にお客様と一緒に最終確認をおこないます。 完了確認はその先ずっと安心してお家で生活するための確認の第一歩です。
アフターフォローを必要としない塗装工事が本来の理想ですが、工事自体に何も悪いところがなくても、アフターサービスがあるという事だけでも気持ち的に安心感が全然違ってくるものです。
希にお客様ご自身で、足場に上ってチェックをしようとされる方もいらっしゃいますが、これはオススメできません。実際私の知っている現場では、お客様が足場に上って落ちたことがあります。 幸い怪我はありませんでしたが、慣れていない方が足場に上るのは大変危険です。
足場を解体してから、スッキリと家が見える状態で最終確認をする場合もありますが、「足場を解体してからでは、高い場所などが見えなくなってしまうのではないか…」など不安に思われ方もいるとは思いますが、そこは検査担当の役目ですのでぜひとも信頼して頂ければと思います。
23年の経験を持つベテラン防水職人。 また施工に問題がなく、工事がきちんと完了している場合でも、職人が確認するのとお客様が最終確認するのとでは視点が違うため、仕上がりにおいて誤解が生じる場合もあります。 職人からすれば、当たり前の仕上がりであったとしても、お客様には初めてのことで「これでいいのかしら?」と不安に思われることもあるでしょう。
そうした疑問や悔いが残らないようにするためにも、気になる場所は検査担当などに確認をしながら、ドンドン解決をしていきましょう。
最終確認を業者とお客様が一緒にすることで、全てに納得ができる素晴らしい塗装の仕上がりになることが、私たち塗装職人の理想です。 |
足場の組み方で外壁塗装の品質がワンランク変わることを業者以外は知らない。 |
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現場管理、見積もり担当の松尾です。 塗装をする際に、塗料について詳しく調べる方もいらっしゃるのですが、塗装の土台ともいえる「足場」を調べる方はあまりいないと思います。
今回は、そんな足場についてお話したいと思います。 2021年になると、足場に登る際はフルハーネス型墜落制止用器具の 使用が義務化されます。 それだけ、足場の作業というのは見ている以上に危険なものが多いのです。 特に戸建ての実際の現場ではどの業者さんもその辺はあいまいな部分はありますが、現在は施行前なので、原則的には腰に安全帯をつけての作業です。
この写真の足場もフルハーネスではなく、安全帯を使用しての足場となっています。 塗装の際には、この足場が非常に大切で、どんなに腕のいい職人や、良い塗料を使っても「良い足場」が無ければ、塗装はできません。 職人が作業をしにくい足場は、塗装の質を下げます。 塗装工事の値段を決めるときに、費用の多くは人工(にんく)代です。 人手が多く、日数がかかればかかるほど費用は増えます。
料金・1日35.000円(税別)。繁忙期は対応致しかねる場合があります。
でも、費用を抑えようと思った場合に、一番に金額を削るのもこの人工代です。 削ってしまった人工代は、かならず工事にひずみを生みます。
特に足場は、そのあおりをうけやすいのかもしれません。 足場を組む人数や工期を短くして足場を組むと、「それなりの足場」が出来上がります。 しかも、費用を抑えて作った足場では、「良い塗装」ができないのです……。 ・安全面 ・作業のしやすさ がとても大事です。
そうした安全のためには、足場を組む場所に下見に行って、採寸をして必要な部材を用意したりするのですが、この下見の日を1日削れば、それだけ費用が浮きます。 そうすると、足場を組む当日に適当に足場材を持ってきて、有りもので組んでしまったがためにイビツな足場になってしまう……などのことが起こる…まさに負のスパイラルの始まりです。 また、工期通りに足場を組んでいても、足場やさんの建て方や腕によって足場の質は変わります。 そのため、大きなマンションなどを建てる大手ゼネコンなどでは工事とは別日に「安全パトロール」を行ったり、「防災防止協議会」を月1で開き、事故事案などに真摯に向き合う日を作ったりするほどです。 戸建てでも、現場管理の自分が、足場のチェックなどを行います。 写真は今回チェックした足場です。 工期通りに仕上げてもらいましたが、こんな箇所を見つけました。 この小さな足場板は、特にくくりつけることもなくこの場に片方だけ引っ掛けて置いてある状態なのですが、少し足をひっかけると、この小さな足場がカタカタと浮いて躓きやすくなっています。 片手に塗料缶、片手に刷毛を持った状態で、この小さな足場板に躓いたら大惨事になります。 ここは見回った際に指摘をして、足場が浮かないようにしっかりと直してもらいました。 次にこの足場です。 下の階が見えている状態で、足場と足場に大きな隙間があります。 また、排水するための樋もあるため、大股でまたがないとなりません。 このような足場を放っておいたら大変です。すぐに是正し、足場屋さんに直してもらいました。
こちらも足場材が足りていません。 何度も言いますが、塗装を行う職人たちは、原則的には腰に安全帯をつけての作業ですが、片手に塗料缶、片手に刷毛やローラーを持ってこの足場を移動します。 この足場の場合、落ちる危険性もありますが、それよりもこの足場と足場の隙間を大股で移動するため、その足場の無い空間の壁は上手く塗ることができません。
また、こうした板の足りない足場で注意しながら作業をすると、注意をしている分作業が遅くなり、やはり結果として塗装の質が落ちることになってしまうのです。
普段手の届かない高い場所などは、この際塗装と合わせて足場があるうちに一緒に工事を行ったほうがハシゴだけで行う工事に比べて品質も良く手間がかからないので安くなります。
「ヒヤリ・ハット」という言葉をご存じでしょうか。 「ヒヤリ・ハット」とは、結果として事故などに至らなかったゆえに、見過ごされてしまうようなことを言います。 現場でよく言われることなのですが、この「ヒヤリ!」とするような事が3回起きると、大事故につながる…と僕は習ってきました。 建設現場での事故のニュースをたまに見かけますが、危険な現場は、いつもシグナルがでていると僕は思います。
足場の上を歩いてみよう!
今回紹介したような、足場も、人が落ちたりするだけではなく、こうした足場の隙間に、まさかの角度で部材が落ちて、大事故につながってしまう…などの場合もあるでしょう。 指さし確認でチェックし、発見したことで何事もありませんでしたが、これがもしも費用を削るために工期を短くしていたら、こうした足場の確認や、足場を直す時間が取れずいたら…事故は起きたのかもしれません。
必ず原因があって、結果があるのです。 足元がしっかりしていて、無理な体制を取らないですむ足場は、職人たちが安心して作業に取り組むことができ、サクサク仕事が進むため、行程が短く済む場合もあります。 良い塗装を考えるのであれば、良い足場は必須と言えるのです。 そのためには、足場のクオリティ、職人のクオリティを保つために、ここにかけるお金は塗料の質よりも優先と言えるでしょう。 いくら良い塗料を使っても、正しい塗り方を持って。職人の力が発揮されなければ、効果は半減します。 「近くで工事しているので、今なら足場代をタダにできますよ」こんなセリフ聞いたことないですか?ちょっと危ない匂いがしますね。未だにこういうセールスがあるようですので、慎重になる必要があります。
つい見逃しがちになりますが、足場工事に一度目を向けて見て下さい。 塗装会社に依頼した塗装の良し悪しは、案外最初の見積もりの段階で決まっているものなのです。
※足場関連の社長回答のヤフー知恵袋
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パミールというスレート屋根の憂鬱 |
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現場管理、見積もり担当の松尾です。 先日のブログで、現在集合住宅地の塗装工事をしている…と書いたのですが、実はこの集合住宅地、パミール屋根が集まった住宅地でもあるのです。
みなさんはパミール屋根を知っていますか? パミール屋根は、通常のコロニアル屋根などと違い、元がもろいため塗装ができない屋根です。 塗装ができないということは、いざ10年ほどたって屋根のメンテナンスをしようと思った時に、カバー工法と呼ばれる屋根塗装の1.8倍ほどの価格の工事をするか、もっと工事費のかかる屋根の葺き替えをするか…しかほぼ選ぶことができません。
またパミール屋根は、劣化とともに砕けやすくなり、通常であれば足場を組んだ後に屋根上を歩いて屋根の状態を確認するのですが、パミール屋根はおせんべいのようにパリパリと割れてしまうので、歩くこともできません。 さらに屋根が落下したり、風で飛んだりしやすいので、落ちた屋根が人にぶつかり事故をおこしてしまう場合も…。 屋根は日常の中で、あまり目を向けない箇所なので、ご自分の家の屋根が大変なことになっていても気が付かないお客様がたくさんいらっしゃいます。 今回の集合住宅地は、段々畑のように家が建っている場所でしたので、屋根塗装のご依頼を頂いたお客様の屋根に上ると、下の家の屋根が非常によく見え、屋根が歯抜けになっている家や、屋根板が反り返ってしまっている家を見かけました。
ただ、この集合住宅地、すべてがパミール屋根…というわけではなく、建っている年代によって、違う屋根材のお宅があるようなのです。 ですので、この段とこの段のお客様はパミール屋根で、その下のお客様は違う…などがあり、たった1段違う場所に建っているだけで、屋根の工事費が2倍近くも変わってしまう…ということが多々ありました。
営業としてお客様宅へ伺ったときに、一番難しい瞬間なのですが、お客様に「屋根を塗ることができません」とお伝えした瞬間、さっと顔色が変わられる方が沢山いらっしゃいます。 さらに続けて「カバー工法」のご説明と価格を説明すると、『もしかして、金額の高い工事をわざと言って、だましているのかしら?』というような疑いのまなざしを向けられることも…。 僕としては、お客様に無駄な工事は勧めたくありません。 ただ、どうしても屋根塗装で対応できない「塗れない屋根」があるのです。
パミール屋根のように、パキパキとおせんべいのように割れる屋根は、塗料で補修することはできず…お客様にただただご説明するしかないのです。
ただそれをもご承知でご近所の多くが屋根塗装で施工されているということと様々なご事情もあったことも重なり不本意ながらも塗装でご決断されたお客様も過去にはいらっしゃいます。 その際にお客様にご提出させて頂いた写真がこちらです。
その時の動画がこちら。
営業をしていると、いつも思います。 家という生涯のうちでも大きな買い物だからこそ、こうした塗ることのできない屋根材や、安く塗装を済ませたがために起こることを、もっとお客様に情報として届けられたら…と。 巷では、「安い塗装」を大きく謳う業者が後を絶ちませんが、このパミール屋根しかり、かならずその後に大きな代償を払うことにもつながりかねません。 今回はパミール屋根をご紹介しましたが、パミール屋根以外にもこうした症状を起こす屋根はあります。
また家の図面にはコロニアル屋根と書いてあるのに、実際はパミール屋根が葺かれていたり、記載ミスがあったり。 どうか、お客様にこうした情報が届いて、せっかく買った家を長持ちさせられますように、これからも屋根や塗装の本当のことをブログでご紹介できればと思います。
最後に、パミール屋根の症状をご紹介しますので、もしもそのような症状がお家の屋根で見かけられましたらお近くの屋根屋さんか、塗装店にご相談ください。 落ちた屋根による事故や、屋根が剥がれ落ちたことによる野地板の腐食など、大事に至らぬ前に少しでも食い止められますよう願っています。 パミール屋根の特徴 ・屋根の側面がミルフィーユ状になっている ・屋根が反り返っている
下から屋根を見てみて、この症状がありましたら一度塗装業者、屋根業者にご相談ください。
※ヤフー知恵袋 ニチハのパミールについて築13年目の屋根が塗装ができない状態を何とかしたい
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