外壁塗装情報 |
屋上防水、改修用ドレン(排水口)設置 |
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本日は先週土曜日に行っていた神奈川区での防水工事の様子をお届けします。職人は島田と曽根カズの2人。
前回は屋上に通気緩衝シート(自着シート)を貼る工程を行いました。作業風景には載せていませんでしたが、脱気筒を取り付けて下地と防水層の間に発生した湿気を逃がすようにしています。
この日はドレン(排水穴)、側溝の水気・湿気を飛ばす作業を進めました。ウレタン塗膜防水では下地の湿気が残っている状態で施工をすると、ウレタンの膨れなど劣化に繋がる恐れがあるため、しっかり湿気を飛ばす必要があります。
![]() ドレン周りはまるで水を流したかのように水分がわき出てしまっている状態。
![]() 下地の状態がよくなく、ひび割れから水がにじみ出てきています。自然に湿気が逃げる様子がなかったため、トーチで炙って蒸発させています。この作業、今までは工程の合間に行っていましたが、この日は一日蒸気を飛ばすことに時間を充てています。トーチの先から放たれる炎の温度は高いですが、火口径はさほど大きくないため、本当にコツコツと地道な作業を繰り返していきました。
トーチでの炙る作業を一段落させたあとは、この排水部分に改修用ドレンを取り付けます。
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屋上防水の通気緩衝シートとALC塗装 |
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本日は、先週9日に神奈川区で行った施工から屋上の防水施工と外壁タッチアップの様子をお届けしたいと思います。
こちらの現場では、前日に屋上下地にプライマー塗布、伸縮目地やひび割れ箇所にシーリングを充てんしました。今回は自着シートという、通気緩衝シートを全体に貼る工程です。職人は島田と曽根カズ。
![]() 屋上にはウレタンを流して塗膜を形成する防水を行いますが、その前に、下地から発生する湿気を逃すための通気緩衝シートを貼ります。ウレタン塗膜防水では下地に水分が残った状態のまま防水層を形成すると、ウレタンの膨れや剥離に繋がる恐れがあるので、ここでしっかり対策を施しておきます。
自着シートの裏側には接着剤がコーティングされているので、プライマーを塗布した下地に直接敷き、上から手で押さえていきます。屋上のサイズに合わせてシートのサイズを計測、裁断しながら進めています。
![]() ![]() シートとシートの継ぎ目部分にはメッシュのような形状のジョイントテープを真っ直ぐに貼り、こちらも上から手で押さえてテープをしっかり固定しました。これによって、下地の湿気をしっかり逃すことができるようになったと思います。
一方、ALC外壁の方は一級塗装技能士であり、塗装指導員の星野が仕上がった塗装のタッチアップ(補修塗り)を行っていました。
![]() ![]() ![]() ![]() 全ての塗替えが完了後、全体を見てまわり塗装の仕上がりを確認します。掠れやムラなどがあれば、再度部分的に塗装をして完成度を高めていきます。タッチアップ後は、養生をしていても防ぎきれなかった塗料漏れを拭き取り掃除。細かな部分まで見逃さずにきれいにします。
今回の外壁塗装では、シーラーとフィラーによる2回の下塗りをして計4度塗りの肉厚な塗替えをしています。部分的にツヤがひけてしまった箇所があったので、そこはもう一度塗装したので5度塗りになりました。ドレンパイプは艶やかな光沢が輝き、目地シーリングはボリュームたっぷりに打ち替えたのち塗装しています。
この後はエアコンホースの化粧テープを巻き直して完了となります。もちろん最後は現場の周囲も掃除をして施工を終えました。
外壁の施工は完了しましたが、屋上での防水工事は続きます。
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屋上防水のひび割れシーリングとプライマー塗布 |
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今回は二日前の4月8日に行いました、神奈川区での防水施工風景を掲載します。
職人は島田と曽根カズが担当しています。
こちらの現場は3階建てALC外壁のビル屋上、前回(4月1日)はモルタルによる下地補修をしました。
![]() 本日は、更に突起物などのケレンを済ませたのち下地にプライマーを塗布していきます。このプライマーは下地とウレタンの密着性を強化する、いわば接着剤のような役割を果たす材料です。ウレタン防水層の浮きや剥離を防ぐため、たっぷり塗布して密着度を向上させていきます。
![]() まずは立上りから刷毛で塗布。表面がしっかり濡れたような状態になるまで、ふんだんに塗布します。立上りの上には緑色のマスキングテープを貼って養生をしてあります。万が一材料がはみ出るようなことがあっても、余計な箇所には付着しないように下準備してあるのです。
立上りを塗布後、ローラーで平場にも下地の表面に濡れ感が出るくらいにたっぷり塗りました。プライマー塗布を終えたら、次はシーリングを充てんしていきます。
![]() こちらの屋上には立上りと平場の間に隙間があったため、2液のシーリング材を充てんしてぴったり埋めていきます。専用のガンから注入した箇所にバッカーという、職人手作りのヘラでならし、平らに整えていきます。空気が内部に入らないようにしながら、奥までシーリング材を密着させました。
また、立上りなどに発生しているクラック(ひび割れ)もこのシーリング材で埋めて補修しています。下地の傷みはウレタンの塗膜のみでは対処することができないので、この時点で入念に修復することで防水性能を存分に発揮させられるようにします。
![]() 施工前の平場には伸縮目地というものがあったのですが、こちらも撤去し新たにシーリング材を注入しました。伸縮目地というのは、コンクリートの収縮や挙動によるひび割れを防止するために、区切られたコンクリートの隙間を伸縮する材料で仕上げた目地のことです。
シーリングをしたあとはその上からクロスという補強布を重ね、ウレタンを塗布して貼り付けました。このクロスはメッシュ状になっており、下地の動きや歪みといった衝撃が防水層に伝わることを抑制させる補強用の布です。こちらを貼ることで防水層のひび割れや破断が起こることを防ぎます。
床のクラックもシーリング材で補修しておきました。
この日はここで施工を完了させ、次回は平場に自着シート(通気緩衝シート)を貼っていきます。
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