外壁塗装情報 |
屋上防水、改修用ドレン(排水口)設置 |
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本日は先週土曜日に行っていた神奈川区での防水工事の様子をお届けします。職人は島田と曽根カズの2人。
前回は屋上に通気緩衝シート(自着シート)を貼る工程を行いました。作業風景には載せていませんでしたが、脱気筒を取り付けて下地と防水層の間に発生した湿気を逃がすようにしています。
この日はドレン(排水穴)、側溝の水気・湿気を飛ばす作業を進めました。ウレタン塗膜防水では下地の湿気が残っている状態で施工をすると、ウレタンの膨れなど劣化に繋がる恐れがあるため、しっかり湿気を飛ばす必要があります。
![]() ドレン周りはまるで水を流したかのように水分がわき出てしまっている状態。
![]() 下地の状態がよくなく、ひび割れから水がにじみ出てきています。自然に湿気が逃げる様子がなかったため、トーチで炙って蒸発させています。この作業、今までは工程の合間に行っていましたが、この日は一日蒸気を飛ばすことに時間を充てています。トーチの先から放たれる炎の温度は高いですが、火口径はさほど大きくないため、本当にコツコツと地道な作業を繰り返していきました。
トーチでの炙る作業を一段落させたあとは、この排水部分に改修用ドレンを取り付けます。
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神奈川区での屋根塗装、屋根縁切りで雨漏り対策 |
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今回は神奈川区で施工した過去の事例から、1月28日の屋根縁切り作業について記載します。職人は、この日も一級塗装技能士の川口が担当。
屋根の縁切りとは、塗料によって詰まってしまった屋根材の重なり部分に隙間を空けることを言います。この重なりが埋まったままの場合、わずかに空いている隙間から水が入ると屋根上部に吸い上げられて雨漏りに繋がる危険性があります。また、縦目地の合わせから入った雨水の逃げ道がなくなり、腐食しまう恐れも。
それらを防ぐための縁切りなのですが、はじめての屋根塗装の場合は例外を除くとほぼ縁切りは必要ありません。しっかり3度塗りをしても充分に屋根材の隙間はあるからです。
では、その例外とは…?屋根の勾配があまりない場合や、今回のように断熱や遮熱の特に厚膜に仕上がる塗料を使用している場合です。また、2回目以降の塗り替え時は塗膜の厚みも増してくるので、縁切りを検討しましょう。
縁切りの方法にもいくつか種類があるのですが、今回はカッターと金ベラで隙間を空けたあと、タスペーサーという縁切り用の補助工具を差し込む方法を採ります。タスペーサーを使用した場合、注意をしないと差し込んだ箇所の上を歩いて屋根材にヒビが入ることもあります。今回は塗膜がひび割れしにくいキルコートを使用したということもあり、タスペーサーを選択しました。
![]() 屋根材の重なりにカッターの刃を押し入れて、少しずつスライドさせます。その横には金ベラを指し込んで隙間を空けておきます。文章にするとなんてことはなく思われるかもしれませんが、乾燥された塗膜は硬く強固になっているので、横に動かすのもかなり力が必要になります。カッターの刃も、この塗膜の硬さにはすぐ音を上げて折れてしまうので、何度も交換しながら少しずつ縁切りを進めました。隙間が空いたところにはタスペーサーを差し込んでいきます。
![]() こちらはタスペーサーを入れたあと、タッチアップをしている川口。陽がよく出て気温が高かったというのもあり、午後には羽織っていたヤッケを脱いで作業中。
カッターや金ベラで縁切りした際に、屋根材の表面に少し傷をつけてしまったところを補修しています。また、塗装の仕上がりを確認して、ムラや掠れなど気になる点はこのときに再塗装して完成度を高めました。
![]() こちらが縁切り、タッチアップ完了後の写真です。屋根材の重なりに入っている、黒い長方形の部分がタスペーサーです。場合によっては、上塗り1回目の時に縁切り、タスペーサーを入れてから上塗り2回目を行うことがあります。
次回はシャッター塗装をして、いよいよこちらのお宅の施工も終わりを迎えます。
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屋上防水の通気緩衝シートとALC塗装 |
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本日は、先週9日に神奈川区で行った施工から屋上の防水施工と外壁タッチアップの様子をお届けしたいと思います。
こちらの現場では、前日に屋上下地にプライマー塗布、伸縮目地やひび割れ箇所にシーリングを充てんしました。今回は自着シートという、通気緩衝シートを全体に貼る工程です。職人は島田と曽根カズ。
![]() 屋上にはウレタンを流して塗膜を形成する防水を行いますが、その前に、下地から発生する湿気を逃すための通気緩衝シートを貼ります。ウレタン塗膜防水では下地に水分が残った状態のまま防水層を形成すると、ウレタンの膨れや剥離に繋がる恐れがあるので、ここでしっかり対策を施しておきます。
自着シートの裏側には接着剤がコーティングされているので、プライマーを塗布した下地に直接敷き、上から手で押さえていきます。屋上のサイズに合わせてシートのサイズを計測、裁断しながら進めています。
![]() ![]() シートとシートの継ぎ目部分にはメッシュのような形状のジョイントテープを真っ直ぐに貼り、こちらも上から手で押さえてテープをしっかり固定しました。これによって、下地の湿気をしっかり逃すことができるようになったと思います。
一方、ALC外壁の方は一級塗装技能士であり、塗装指導員の星野が仕上がった塗装のタッチアップ(補修塗り)を行っていました。
![]() ![]() ![]() ![]() 全ての塗替えが完了後、全体を見てまわり塗装の仕上がりを確認します。掠れやムラなどがあれば、再度部分的に塗装をして完成度を高めていきます。タッチアップ後は、養生をしていても防ぎきれなかった塗料漏れを拭き取り掃除。細かな部分まで見逃さずにきれいにします。
今回の外壁塗装では、シーラーとフィラーによる2回の下塗りをして計4度塗りの肉厚な塗替えをしています。部分的にツヤがひけてしまった箇所があったので、そこはもう一度塗装したので5度塗りになりました。ドレンパイプは艶やかな光沢が輝き、目地シーリングはボリュームたっぷりに打ち替えたのち塗装しています。
この後はエアコンホースの化粧テープを巻き直して完了となります。もちろん最後は現場の周囲も掃除をして施工を終えました。
外壁の施工は完了しましたが、屋上での防水工事は続きます。
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