外壁塗装情報 |
トップコート塗布で屋上防水完成 |
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本日は先週土曜日に神奈川区で施工した防水工事の様子をお届けします。4月初旬から行ってきたこちらの現場での防水施工もいよいよ大詰めとなりました。
前回(4月16日)は2回目のウレタンを流し込んで防水2層目を形成しましたので、今日は仕上げのトップコート塗布を行って保護膜をつけました。職人の曽根と島田のみでの作業となったため、施工中の写真がありませんがご了承くださいね。
立上り、平場に塗布したウレタンは乾くと弾力のあるゴム状になり、これが水の浸入を防ぐ防水層となります。ただ、ウレタンは剥き出しのままにしておくと紫外線によって劣化しやすいため、これを抑制するためにトップコートを塗って保護膜をつけていきます。
平場用のトップコートには、前回にも少しお話しした通り、ごく小さなゴムチップが含まれています。これがあることにより塗布面に少しザラつきが出るので、防水施工をした床を歩いても滑りにくくなります。
これまでと同様にトップコートも立上りから塗布し、側溝から平場へと移っていきます。たっぷり塗布していきますが、塗りムラで凹凸を作らないようにローラーでなだらかに仕上げ。
![]() ![]() ![]() こちらが塗布が完了した屋上の様子です。立上りと笠木の境界はマスキングテープで養生をしていたので、きれいに塗り分け線が出ていますね。脱気筒の周囲もきっちり仕上げています。
ウレタン防水では、トップコートを定期的に塗替えし、メンテナンスを行うことで防水性能を長く保持させることができます。
下地の凹凸や形状にぴったり沿わせられ、切れ目のない防水層を形成できるのがウレタン防水のよいところと言えると思います。
こちらの現場では荒れた下地とクラックを徹底的に補修、下地の状態は防水層にも影響が出るので、表面からは見えないこの作業がとても大切です。側溝の隙間にはシーリング材の充てんで雨漏りを予防、伸縮目地にもシーリングをしました。通気緩衝シートと脱気筒で、下地と防水層の合間に発生する湿気を蒸発させる処理をし、ウレタンで防水層を2層形成、トップコートによる保護膜をつけて防水工事が完了となりました。
築27年のこちらの建物、これまで塗装はもちろん、防水工事もされていなかったそうなので側溝やドレン周りの湿気・水気を除去するのにはとても時間を費やしました。施工については、ひとつひとつの工程を入念に行っていますので、漏水をきっちり防ぐウレタン防水に仕上がったのではないかと思います。
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栄区で住宅を高圧洗浄、コケやカビも綺麗に洗浄 |
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本日は過去に行った施工から3月4日の栄区での高圧洗浄の様子をお届けします。担当職人は一級塗装技能士であり、『塗装の先生』こと塗装指導員でもある川口。ひとりでの施工のため洗浄中の写真がなく、作業前と後の様子で説明させていただきます。
![]() ![]() 今回の現場は築8年ほどのコロニアル屋根、サイディング外壁のお宅。塗り替え前は濃いめのブルーと白のツートーンカラーが印象的な外壁です。サイディング目地のシーリングはひび割れがひどく、奥に入っているバックアップ材が見えていました。こちらは水洗い後に、既存のシーリングを撤去して新たに打ち替えていきます。
まずは塗り替え前には欠かせない家の水洗いをしていきます。
特に屋根の場合は、付着物がついたまま塗装をしてしまうと、下地と塗料の密着がはかれなくなり塗膜が剥がれやすくなってしまう恐れがあるのです。耐久性の高い肉厚な塗膜に仕上げても、長持ちせずすぐに剥がれてきては意味がありませんよね。それを防ぐためにも、洗浄は入念に行ってコケやカビ、土といった汚れを徹底的に落としていきます。
![]() ![]() ![]() こちらが洗浄前の屋根の状態。お宅によっては一面にコケが生えているところも珍しくはありませんが、今回のお家はコケの発生はそこまで多くないようです。雨樋の中には砂がたまっていたり、外側はカビで汚れていました。
![]() 写真はベランダ周りの様子。日の当たらない面のサイディング外壁にはカビが生えて緑色に変色している部分がありました。
水洗いに使用するのはエンジン駆動式の高圧洗浄機。こちらは最高150キロ圧で水が噴射されるとても強力なタイプ。屋根ではスレートに沿い、このジェット水流をしっかり当てて付着物を取り除きます。その勢いから、洗うというよりは削り落すと言ったほうが的確かもしれません。
雨樋の中もきれいにし、屋根が完了したら軒や外壁への洗浄に移っていきます。サイディング外壁の汚れ、カビも可能な限り入念に洗い落しました。
![]() ![]() ![]() 洗浄後はこのように汚れが落ち、すっきりときれいになりました。これにより、下地と塗料の密着も向上して剥がれにくい塗膜が形成できると思います。
![]() 水洗いを終えてから、ベランダの手すりに養生を行いました。本格的な養生は後日また行いますが、手すり部分に足をかけて移動することがあるため、先に破れにくいブルーシートでくるんでいます。
次回は土間の養生と屋根の施工に入っていきます。
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屋上防水、肉厚なウレタン2層目で耐久性アップ |
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本日は4月16日に行いました、神奈川区での防水施工の様子をお届けします。前日の15日にウレタン防水層の1層目を形成しましたので、今回はもう一度ウレタンを流し込んで2層目を仕上げていきます。職人は島田と曽根カズ。
この日の横浜は最高気温が23℃とだいぶ暖かくなりました。屋外で力仕事をしている職人にとっては暖かいというより暑いくらいです。ですが、夏場の過酷な現場をいく多も潜り抜けてきた島田と曽根にとっては、まだまだ作業のしやすい季節かもしれません。
![]() ![]() 施工前に使用するウレタンを計量・希釈してよく撹拌します。防水の材料は量の誤差があると硬化しなくなってしまうので、必ず秤で計量してから撹拌します。混合も十分に行って、硬化不良を起こさないように。
下の写真は今回使用するウレタンを入れた缶。材料は計算して作っていますが、途中で足りなくなってしまうことを避けるために少し多めに準備しています。
まずは立上りからウレタンを塗布していきます。2層目は仕上げにあたるので、1層目に塗ったウレタンより少し緩めで材料同士が馴染みやすくなるように調整されたものを使用しています。笠木下にたっぷり材料を置いて、下に垂れてきたところを横に伸ばして塗り広げます。
次は側溝部分へ塗り進めます。ドレン周りは凹凸があるので、刷毛で窪みにも丁寧に塗布して塗膜の厚みがムラにならないように仕上げます。
![]() ![]() ![]() 立上りと側溝が完了したら、いよいよ平場にウレタンを流し込みます。
一度に塗布する面積を決めて缶から直接ウレタンを流し込み、レベラー(ヘラ)で弧を描くように広げていきます。このときのレベラーの動かし方で塗膜の厚みが決まってくるので、全体が均一になるように行き渡らせます。その後、ローラーで表面をならして平滑に整えていきました。
塗布した面と面の合間に継ぎ目ができないように、注意しながら全面に防水層を形成しています。
最初は曽根がひとりで施工していましたが、途中から材料の準備を終えた島田が合流。ふたりで同時に作業することで、よりスピーディーにウレタン塗布が完了しました。
![]() ![]() こちらが防水層の2層目が完了した状態です。塗布面はなめらかに、均一な厚みのウレタン塗膜が形成されました。側溝の段差や凹凸もきっちり塗り込まれています。
このあとは、トップコートを塗布して仕上げに入ります。ウレタンは硬化するとゴム状になりますが、剥き出しのままでは紫外線に弱いため、トップコートを重ねることで劣化を防いで長持ちさせます。
現状はウレタン特有のピカピカとした光沢が出ているのですが、トップコートを塗布するとツヤも抑えられ、落ち着いた質感になります。また、平場用のトップコートにはごく小さなゴムチップが含まれているので、施工面にザラツキが出て滑り止めにもなるのです。
この現場で施工したその他の屋上防水の工程はこちらです。
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