外壁塗装情報 |
栄区での住宅塗装、外壁下塗りと軒塗装で防カビ効果も |
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今回は過去の施工から、栄区で3月12日に行った塗装風景をお送りします。
職人は一級塗装技能士の川口が中心となって進めました。
前回は水切りのケレンとサビ止め塗布を行い、この日は場所を移動して、外壁の下塗りと軒の塗り替えを開始。
![]() ![]() まずは外壁の下塗りへ。シリコン浸透シーラーを塗布して、下地と塗料の密着度を向上させました。
こちらの材料は水のようにサラッとした液状の材料。ローラーに材料を含ませ、壁に転がすとしゅわしゅわと泡がはじけるような小さな音がします。
サイディングの目地に沿わせ、縦にも転がすことでムラなく下塗りしていきます。
屋根上の壁には、雪止め金具を支えにして塗装。勾配がかなりあると滑り落ちてしまうからなのですが、こちらのお宅のように支えるものがない場合は、もう一人の職人を呼んで支えになってもらうことも。
(2013年12月9日 都筑区すみれが丘 防水工事:クロス張り、ウレタン2層目 この記事の下側にその様子があります)
次は軒塗装へ。
![]() こちらは軒の換気孔を中塗りしています。すでに下地調整とサビ止め塗布が終わっているので、クリーム色のシリコン塗料を刷毛塗装。細かな格子状の部分にも刷毛を差し込んで、塗り落しがないように仕上げていきます。
![]() この写真は前々回の作業時に撮影したものですが、古い塗膜が大きく剥がれ落ちてしまっている状態。このまま塗装をしても、弱った塗膜から剥がれてしまう可能性があるため、まずはケレンで旧塗膜を取り除いてから段差をなくしていきます。
軒や破風といった付帯部分も塗膜剥がれがあるなしに関わらず、塗り替え前には研磨作業をして塗料の食い付きを強化しています。皮スキなどで剥離しかかっている部分を取り除き、全体を研磨していきます。
![]() ケレン後はパテを盛って下地を平らにならしていきます。段差があるまま塗装をしても、凹凸が出てしまいますので下地処理の段階で平滑に整えておくことが大事です。
![]() 次は下塗りに入ります。今回使用するのはケンエースという防カビやシミ予防効果のある塗料。これを2回塗布して仕上げていきます。白い塗料なので、塗布面を様々な角度から確認して塗り残しているところを探しながら全体に均一に塗り上げます。この状態はまだ、下地処理をしたところがうっすら見えてますね。
![]() こちらが2回塗布した軒です。塗膜がしっかりつき、下地処理を下部分もきれいに仕上がっています。軒が真っ白になると家の雰囲気まで明るくなったように感じませんか?
次回は雨樋や破風塗装工程へ移ります。
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栄区で水切りケレンとサビ止めで耐久性アップ |
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今回は過去の施工から3月9日に行った栄区での塗装風景をお届けします。
前回、塗装しないあらゆる箇所の養生をしたので、この日は水切りの塗替えをスタート。
水切りとは、雨水が外壁を伝い、家の土台部分に浸透しないようにするためのものです。土台から水が染み込んでしまうと、家自体を傷めることに繋がりかねません。その対策として取り付けてあります。
![]() まずはケレンをして下地の表面に細かな磨き傷をつけていきます。鉄部は表面がツルツルしているので引っ掛かりがなく、そのまま塗料を塗布しても塗膜が剥がれやすくなってしまうので、必ずこのような研磨作業が必要になってくるのです。
また、サビが見られる際もこのときにしっかり削り落していきます。
ここではサンドペーパーを使用していますが、ケレン道具にはナイロン製たわしのマジックロンや皮スキ(金ベラ)、他にはサンダーといった電動の研磨工具があり、場所や状況によって使い分けをしています。
サンドペーパーは使いやすい大きさに切り、折りたたんで外壁との隙間にも差し込むようにしながら擦っていきます。
こういう作業は塗料を重ねてしまえば見えない工程なので、やらなくても分からないかもしれませんが、塗装から時間が経過すれば耐久性の違いとして差が出てきてしまうのです。
高圧洗浄や養生、ケレン作業といった、塗替え前の工程が後々までついて回るのが塗装工事と言えるかもしれません。仕上がった後に見えても見えなくても、ひとつひとつの工程を念入りに行う職人たちです。
![]() ケレンを終えたら、サビ止めを塗布します。サビ止めとはその名が表す通り、サビが発生することを防ぐ下塗り材。今回使用したハイポンファインデクロは、高い防錆能力に加え、乾きが早いのが特徴です。速乾であれば、次の工程にも早く入ることができますね。
サビ止めは仕上がりの色に合わせて選ぶので、今回水切りは現状の白のままなので、サビ止めも白色を。ほかによく使われている色は赤錆び色やグレー、茶などです。
外壁に材料をつけないように気をつけながら、刷毛でたっぷり塗布していきました。鉄部は傷みやすい箇所でもあるので、サビ止めで耐久性が向上されるように下塗りしています。
次回は軒の塗替えを行います。
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ALC塗装、ようやく足場解体の日です。 |
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今回は、昨日足場解体を行った神奈川区の現場風景をお届けします。
3月中旬から工事を開始したALC(軽量気泡コンクリート)外壁の建物。築25年は経過していますが、塗替え・防水ともに今回が初めての工事となりました。
大まかにこちらの工事内容を振り返って記載していきます。
まずはALCパネルの目地に打たれているシーリングを撤去して、2液のシーリング材を惜しみなく充てん。肉厚なシーリングに仕上げて、建物の動きや歪みによる衝撃を緩和させられるように。
外壁自体にはシーラーとフィラーの2種類の材料を使用して下塗り。下地と塗料の密着性を強化し、肉厚な塗膜が形成できるようにたっぷり塗布。シリコン塗料で中塗りと上塗りをして、建物の状態を長く保持する塗装に仕上げていきました。上階部分の壁などは夜露の影響のためか、ツヤが引けてしまったところがあったので、さらに上塗りを重ねて光沢を付加して完成させています。
※他の現場の参考動画です。 屋上はウレタン防水の通気緩衝工法で防水工事を行いました。
長年手を入れられていなかった下地は荒れた状態だったため、モルタルにて下地調整。プライマーを塗布し、側溝の隙間やクラック、伸縮目地にシーリングを打ち込んでいます。
目地の上や立上りにはメッシュ状の布を貼り付けて補強。下地と防水層の間に湿気がたまらないように、蒸発させるための通気緩衝シートと脱気筒を取り付けました。側溝とドレン周りはこもった湿気がひどく、トーチでひたすらに炙って蒸発させてから改修用ドレンを設置。
その後は通常のウレタン防水と同じ手順で、ウレタンを2度塗布してトップコートにて仕上げています。
足場は組み立ても解体も、足場屋さんにお願いしています。
![]() ![]() まずは足場の周りを覆っていたメッシュシートを取り外します。今まで外側からは見えなかった建物の外観がはじめて日の目を見ます。
そのあと、足場材を組み立てているパイプを上から取り外して地上に降ろしていきました。このときは屋上と3階部分、地上の3ヶ所にそれぞれ職人さんがいて、上から下へパイプを運ぶのですが3階から地上までの距離はかなりあるので、手を伸ばすだけでは受け渡しができません。
どうしているかというと、3階の職人さんはパイプから手を離して地上にいる職人さんがキャッチしてるのでした。これを繰り返して全ての足場材が撤去していきます。
![]() こちらは大体の足場材が取り除かれた状態です。まだ1階部分が少し残っていますね。施工前は外壁が白く、長年蓄積された汚れが目立っていましたが、塗り替えによって美しく生まれ変わりました。色も濃い茶色に仕上げたので、スッキリとシャープな印象に仕上がっているのではないでしょうか。
外壁塗装のくわしい施工内容は後日、またこちらの工事事例ページに掲載していきます。
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