屋上防水、肉厚なウレタン2層目で耐久性アップ |
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本日は4月16日に行いました、神奈川区での防水施工の様子をお届けします。前日の15日にウレタン防水層の1層目を形成しましたので、今回はもう一度ウレタンを流し込んで2層目を仕上げていきます。職人は島田と曽根カズ。
この日の横浜は最高気温が23℃とだいぶ暖かくなりました。屋外で力仕事をしている職人にとっては暖かいというより暑いくらいです。ですが、夏場の過酷な現場をいく多も潜り抜けてきた島田と曽根にとっては、まだまだ作業のしやすい季節かもしれません。
![]() ![]() 施工前に使用するウレタンを計量・希釈してよく撹拌します。防水の材料は量の誤差があると硬化しなくなってしまうので、必ず秤で計量してから撹拌します。混合も十分に行って、硬化不良を起こさないように。
下の写真は今回使用するウレタンを入れた缶。材料は計算して作っていますが、途中で足りなくなってしまうことを避けるために少し多めに準備しています。
まずは立上りからウレタンを塗布していきます。2層目は仕上げにあたるので、1層目に塗ったウレタンより少し緩めで材料同士が馴染みやすくなるように調整されたものを使用しています。笠木下にたっぷり材料を置いて、下に垂れてきたところを横に伸ばして塗り広げます。
次は側溝部分へ塗り進めます。ドレン周りは凹凸があるので、刷毛で窪みにも丁寧に塗布して塗膜の厚みがムラにならないように仕上げます。
![]() ![]() ![]() 立上りと側溝が完了したら、いよいよ平場にウレタンを流し込みます。
一度に塗布する面積を決めて缶から直接ウレタンを流し込み、レベラー(ヘラ)で弧を描くように広げていきます。このときのレベラーの動かし方で塗膜の厚みが決まってくるので、全体が均一になるように行き渡らせます。その後、ローラーで表面をならして平滑に整えていきました。
塗布した面と面の合間に継ぎ目ができないように、注意しながら全面に防水層を形成しています。
最初は曽根がひとりで施工していましたが、途中から材料の準備を終えた島田が合流。ふたりで同時に作業することで、よりスピーディーにウレタン塗布が完了しました。
![]() ![]() こちらが防水層の2層目が完了した状態です。塗布面はなめらかに、均一な厚みのウレタン塗膜が形成されました。側溝の段差や凹凸もきっちり塗り込まれています。
このあとは、トップコートを塗布して仕上げに入ります。ウレタンは硬化するとゴム状になりますが、剥き出しのままでは紫外線に弱いため、トップコートを重ねることで劣化を防いで長持ちさせます。
現状はウレタン特有のピカピカとした光沢が出ているのですが、トップコートを塗布するとツヤも抑えられ、落ち着いた質感になります。また、平場用のトップコートにはごく小さなゴムチップが含まれているので、施工面にザラツキが出て滑り止めにもなるのです。
この現場で施工したその他の屋上防水の工程はこちらです。
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