> 腕のいい塗装業者

塗装業者には2つあります。どちらの業者を選びますか?

 

職人社長と営業社長

 

それぞれの塗装業者

腕のいいと言われる職人は、私の業者仲間でもたくさんいます。
当然ながら、毎日ペンキまみれになりながら、現場一筋でがんばっています。

その反面現場以外のことは知らないため、特に自分から仕事を取るための営業というものについては良く知りません。

現場で生きてきた職人にとって、営業はペンキくさい世界とまったく別世界です。
職人がおこなう営業といえば、電話帳に小さな電話番号を乗せるぐらいです。
もちろん、めったなことではお客さまから声を掛けて頂くようなことはありません。

お客さまからすれば存在していないのと、たいして変わりはないのです。

その一方で、広告を頻繁に出している業者さんがいるのも事実です。
新聞広告やチラシなど宣伝を1度は見たことがあるはずです。

このような業者さんは、営業あがりの社長さんが塗装業をはじめた会社ですので、営業を知らない職人とちがい、仕事を取ることに関して長けています。
実はよく見ている広告やネット検索のほとんどが、このような業者さんの会社なのです。

この業界は大きく分けるとすれば、「職人社長」と「営業社長」の2つの会社が存在します。
もちろん一般のお客さまは、初めて聞くことだと思います。

なぜなら、どちらとも普通の「塗装業者」だからです。
お客様から見れば見た目には特別な違いはありません。
  



技術より営業力が断然優先される。

ただ、業界内からこのふたつの業者を見比べると、実は大きなちがいがあります。
この違いは、工事の質に直接大きく関わるものになっています。

まず、「職人社長」と「営業社長」のちがいですが、社長自身が大臣認定の「塗装技能士」の資格をもっていれば、それは確実に「職人社長」の業者さんです。
職人としての実務経験が7年以上なければ受験できない国家資格だからです。

塗装業はこのような行政の許可や資格を必要としなくても看板が出せる業界です。
現状では、実績と技術を積み重ねた「専門業者」が、評価される状況にありません。

昨今の塗装トラブルが多いのも、技術がなくても知識さえあれば、誰でも営業や工事ができてしまうというのがひとつの原因とされています。

残念ながら、今のところお客さまに受け入れられる為には、「実績や技術」より“営業”でなくてはなりません。

「塗装技能士」をはじめ「職業訓練指導員」という免許をもつ「職人社長」でさえ、営業力がなければ自分たちの存在をお客さまに知ってもらうことができません。
営業力がなければ、「職人社長」の行き着くところはほぼ決まっています。

たくさんの仕事が舞い込む「営業社長」の会社のもとで、“下請け”として仕事することになります。
これが塗装リフォーム業界の圧倒的多数の現状です。
 



赤字覚悟の下請け仕事

下請けと聞けば、「仕事は丸投げ」という悪いイメージもありますが、下請けでおこなう仕事がすべて悪いということではありません。
下請けでも、自分の腕を生かせられるところもあります。

私たちでも、仕事が忙しく手が回らないときなどは、仲間内で仕事をお願いすることもあります。
下請け仕事と言ってしまえばそれまでですが、プライベートのお付き合いもある、もちろんお互いが腕を認めている職人同士のはなしです。

ただ、残念ながら「営業社長」の業者さんの下請けといえば、赤字覚悟の仕事というイメージが業界に定着しています。

その下請けの悪いイメージは、徐々に一般のお客さまにも浸透しつつあるようで、わざわざ「職人社長」を演じる「営業社長」の業者さんがいるほどです。

本当にわずかながらの予算で仕事をしなければならない状況のため、思うままの仕事とはかけ離れていくことになっていくのです。
これが、塗装トラブルのもうひとつの原因です。
 



一括見積サイトで泣く職人

塗装する家の傷みは、それぞれバラバラでちがいます。
おなじ工程、おなじ作業というようにはいかず、とにかくマニュアルどおりには進みません。

家の状況を十分把握したつもりでいざ工事を始めても、次から次へとその家の傷み特有の問題に迫られることは日常のことです。

「高級塗料」や「3回塗り」という表側の知識も大切ですが、工事全体の質を上げるためには、そのような奥深い対応がきちんとできてこそ、本来の塗装工事となります。

技術がなくても、知識と人任せで塗装業は十分可能です。
ただ、会社の方針と工事の質は一体ですので、それを決める社長自身に職人の経験がなければ、適切な指示どころか、最悪の場合上からフタをするような工事も否定できなくなります。

現場の状況より金勘定が先の工事では、いくらお客様が高額な費用を捻出したとしても、業者の利益は大きくなりますが、作業への念入りさが増すわけではありません。
あまり安くても考え物だと思いますが、だからといって高くてもいい工事とは限らないのです。

本来お客さまが求めてもいい業者がカゲに隠れてしまっている今の状態は、塗装の職人としても職業訓練指導員としても本当に悲しくて残念なことです。

それだけでなく今は「一括見積りサイト」の影響で、無理して仕事を確保しようとするあまり、職人が自分の思い通りの丁寧な仕事がしやすい環境とは確実に逆方向に来てしまっています。

知らぬが仏、それでほぼ確実に損をするのもまた職人だけではないということです。  



手抜き塗装の仕上がりの差

手抜きをした塗装としっかりと手を入れた塗装でも、仕上がりの差はほとんどありません。
工事完了後はどちらもきれいに見えるものです。
本当に評価が分かれるのは、2,3年先といったところでしょうか。

完了後でもこのような具合ですので、多くの方が計画段階での業者選びに苦労してしまうのです。
さらに、質の判断ができないことを逆手にとって、いいことばかりしか言わない業者もあとを絶ちません。

手抜きをしようとする業者が、まさか手抜きをするということを言うわけはありません。
今でこそ、私たちは3ヶ月先まで仕事が埋まるほど、忙しくさせていただいていますが、一時は、全く仕事がない時期もありました。

ても、今あなたが私たちの存在を知って頂いているように、積極的に自分たちを売り込むことで、本当に多くのお客さまから受け入れて頂く事ができる様になりました。

私にはお付き合いのある「職人社長」の業者さんがたくさんいます。
私とおなじように「職業訓練指導員」もいれば、「塗装技能士」もたくさんいます。
でも、一昔前の私たちのように決して仕事が忙しいとは言えません。

下請けになって思い通りの仕事ができないぐらいなら、ヒマでもいいというプライドの強い職人さんもいます。
最後に、ほとんどのお客さまが知ることのない、この事実を変えていくためにも、ひとりでも多くのお客さまに、私たちの仕事ぶりをぜひとも知って頂ければと付け加えさせて頂きます。  

  

  

外装について話すお客様と職人

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