2007年4月9日
住民は監督さんだった! |
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先日のマンションの途中経過です。 すでに、足場はこんな感じで組まれています。 そして昨日の日曜日、住民の皆さんとの途中経過報告会がありました。
足場を組んでみて、改めて傷んだところがわかった場所や、それにたいしてどのように対処していくかを話し合いました。
現時点での不安なところをお聞きしながら、実際に皆さんと一緒に足場にも上ってぐるりと1周しました。 屋上の防水工事も行うので、亀裂やはがれているところなどの確認もしていただきました。 ちなみに、女性の方がかぶっているヘルメットは自前です。 ん? お見事!!
実はこのマンションには、な、なんと・・・同業者の方が住んでいます!!
といっても、お見積もり段階からそのことは知っていました。 ただ、まさか一級塗装技能士で、しかも塗装科の職業訓練指導員とは思いもよりませんでした。
昨日、ジックリとお話させていただいて、初めて知りました。
あらためて、お互いに名刺交換させていただいたんですが、ほかの人から見たら、「住民と職人が名刺交換?」という何とも不思議な絵に写っていたでしょう。(笑)
相手の方も私の名刺を見ながら、 「あぁ、一級塗装技能士ですねぇ? えっ! 職業訓練指導員も!? 私とおなじだっ!」 とすこし驚かれたようでした。
それはそうとここだけのはなし、私がキンチョーしたのは、足場にその方も上ってこられたことです。
あくまでもその方は住民のおひとり。
しかも、支店も地方に何か所か出している、あるていどの規模の設計事務所からスカウトされて、今はバッチリ、塗装の監督をしているとのことです。
「あまり、深くは見ないでね♪」 私の中ではその思いがマンマンでした。
そのとき私はある疑問が浮かんだので、質問をさせていただきました。
「どうして、自分のところで塗装をしようと思わなかったのですか?」
「いや、もし何かあったときのことを考えるとね」
「あ、やっぱりそういうことですか・・・」 その気持ちはよくわかります、と妙にウンウンとうなずいてしまう自分がいました。
私もマンション住まい。 子供を通じて、仲良くさせてもらっている人もマンション内には大勢います。
もし自分が住んでいるマンションを塗るとしたら、それがたとえいつもどおりの仕事をしたとしても、 「もし、何かあった場合・・・」 と考えてしまうと、想像以上に精神的なプレッシャーが掛かると思うんです。
まぁ、なんかミスをしてしまったら、塗りなおしとか対処を完璧にすればいいんでしょうが、これまでの付き合い方に変化が生じてしまうような、口ではうまく言えませんが、そんな感じです。 |
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