> 株式会社塗装職人の外壁塗装店の思い > 衝撃!屋上防水とマンション修繕の実情

2014年4月19日

衝撃!屋上防水とマンション修繕の実情

人気blogランキングへ

昨日お伝えしたことですが、見ている人にとってわかりやすい説明にしてもらおうと配慮したつもりが、職人の話をさえぎるような少しわかりずらい動画となってしまいましたね。ごめんなさい。

 

ただ屋上防水の工程はよく理解していただけたと思います。

屋上防水で気を付けることはまず天気です。

塗装と違って屋上は工程的にむずかしい工事なのです。

 

まず乾燥しているときでなければ作業できません。

外壁塗装ももちろん乾燥してなければだめですが、軒などがある分ビショ濡れになることは風が強い時以外それほどありません。

 

そもそも外壁は縦ですが、屋上は床面です。

しかもマンションやビルの屋上は押えコンクリートや保護モルタルといったものが多いですから、雨が下地にしみこみやすく水分が蒸発しにくいのです。

外壁は塗装がまずしてあるので染み込むことはないですよね(リシン等の塗装は染み込みますね)。

 

作業はもちろん工程のことを塗装以上に十分考慮にいれる必要があるのです。

塗装と防水は一緒にされることもただありますが、まったく別の作業です。

塗装と似たような点といえば、言葉は悪いですがごまかしが効きやすい工事だということです。

もしよければこちらもダウンロードしてみてください。

 

ウレタンと言っても、乾いてゴムになるまでは、ドロドロとした液体です。

塗りやすく薄めれば材料も少なくできるし、それ以上に手間を割くことができます。

そしてウレタンをする前の、一番手間が掛かり重要な下地の補修作業にも手を抜くことだってできます。

 

防水の種類としてはウレタンのほかには塩ビシートやゴムシート防水というものもありますが、これはどちらかといえば塗料のように薄く延ばしたりすることができないためそこが利点です。

その一方で施工があまいと継ぎ目や端末部分からの雨の侵入ということも考えられます。

ウレタン防水はその反面継ぎ目というものがなく一面施工ですので、一長一短というところでしようか。

ただ改修工事の場合、屋上の状況や施工上の都合ウレタンが多いですね。

 

ちなみにこれもあまり大きな声で言えないのですが、大手さんなどのマンション改修工事では、手抜きが少なくありません。

 

そもそも大手さんの場合は、元請け→下請け→孫請けという3次下請けは当たり前なので、実際に作業に費やされる修繕費用は、末端施工業者に届くころには、たぶん3割~4割前後になっているんではないでしょうか。

職人さんも生活があるので致し方ありません、というか聞けば聞くほどかわいそうになることはしばしばです。

4次下請けもあるため、その場合はやればやるだけ赤字になるのは間違いなしです。

住宅の場合ですが、私が下請け業者として下請けとして働いていたころはちょうど3割ちょっとぐらいでした。

足場も材料も何もかもでしたからめちゃくちゃでしたね。

施工をお願いするマンション側は、一番被害者だといえるかもしれません。

 

まして大手さんは、「末端施工業者の施工を指示する部門」と、「予算を組む部門」が違ったりします。

建前上当然ながらしっかりとしたマニュアル施工を求める一方で、違う部門が余裕とは言えない予算を組みます。

 

施工前にすでに、決定的な矛盾が発生しているのです。

 

さらにそこから3次、3次下請けということになると、ほぼ末端施工業者との信頼関係はありません。

行きつくところが、監督と職人との攻防戦です。

 

作業写真はマニュアル施工をした部分だけ、職人にすれば完工検査もヒヤヒヤです。

完工検査で手抜きがばれて騒ぎになったという実録話はちょくちょく聞きます。

これが現実です。

 

大手さんのテレビCMを見ていると、世の中真実はなんだろうか?と、しみじみ思い起こされる瞬間でもあります。

これはマンションだけでなく、住宅業界にも通じるものがありますけどね。

 

マンション大規模修繕業界に、中間ブローカーがこれでもかと存在する以上、これからも避けては通れないと思います。

 

何百、何千といる社員の賃金や莫大な広告のためには仕方ないと思いますが、工事の質を上げるためにも末端施工業者のためにも何とか莫大ともいえる中抜きは解決してほしい問題ですね。

 

以上は私がよく聞く話なので、実際には末端施工業者に十分な予算が行きわたってきちんとした施工をしている大手さんもいるかもしれません。

 

それでも大手さんに依頼する利点といえば、住民説明や生活への影響を最小限に抑える手順と工程を組むことでしょうか。

ネームバリューがありますので、工事後のメンテナンスも責任を持った行動をしてくれると思います。

関わるスタッフも多いですので、これは大手さんの得意とするところかもしれませんね。

 

だいぶ話がそれてしまいましたが、とにかく屋上防水というのは、下地の段階で手間を要してしまう工事です。

ふたを開けてみなければわからない要素も防水の特徴かもしれません。

この動画の現場でも、下地の乾燥が悪く、見積もり時に立てた工程をかなりオーバーしてしまいました。

そして本日トップコートをして完了となりました。

月曜からは雨模様らしいので、よかったです。

2014-04-19 11.19.12.jpg


カテゴリ:未分類

お見積もり・お問い合わせフォーム

  1. 業務多忙により、お見積り日程調整でお手を煩わせないためにも、お電話での日時調整をお願いしております。売り込み等のお話は一切しておりませんので、お気軽にお問い合わせください。
必須お名前
必須ご住所
必須電話番号
必須メールアドレス
任意お電話時間
ご相談、お見積もり日時設定をするためのご都合が良いお時間
必須通信欄
(ご相談・ご質問・ご希望日時など)

  1. ○個人のお客様のお見積りは無料です。
  2. ○同業者様、建築・設計会社様からのお見積り及び現地調査は下記有料となります。
  3. ※現地調査(見積り書提出別途) ①戸建て2万円②大規模修繕(30所帯まで最大半日)5万円 電話相談・アドバイス10分5千円
  4. ○「外壁塗装一括見積りサイト」運営会社様からの仲介見積りは一切ご遠慮させて頂いております。
個人情報の取扱いについて
  1. お客さまに当社をご利用していただく際に、お客さまの住所・氏名・電話番号・メールアドレスなど、お取り引きやご連絡に必要な個人情報を開示していただきます。
  2. その利用に際しては個人情報保護法にそって最大限の注意をはらい、個人情報を取り扱うことをお約束いたします。

ページトップへ戻る

価格のご相談、無料お見積もり

カテゴリ一覧
最新記事

高額で不必要な屋根工事...

信頼性が激減?やらせの...

同じ方から去年と今年で...

大手塗料メーカー、日本...

あの猛暑のテレビ密着取...

ひとりひとり感染予防を...

外出できない子供たちの...

窓をふさぐと換気が悪い...

感染拡大阻止にぜひ無料...

感染拡大阻止に向けて除...

月別アーカイブ
無料見積もり
電話
メール

対応地域

塗装職人 東京店

地元警察署からの表彰
地元警察署からの表彰
会社事務所
横浜市保土ヶ谷区西谷町1235-9
相鉄線西谷駅北口、国道16号線を左折、鶴ヶ峰方面へ徒歩3分
施工中・施工後の“もしも”に備えた工事保証
塗装だより・会社案内PDF無料ダウンロード
求人募集
ブログ

社長ブログ

見積もり担当菊池のふれあい日記

一級塗装技能士達のブログ「The 塗装職人」

資格、免許

知事・大臣認定の資格、免許
安心のリフォーム保険登録証

まもりすまいリフォーム保険
まもりすまいリフォーム保険
事業者登録証

神奈川知事免許・職業訓練指導員
塗装科・職業訓練指導員
神奈川県知事免許

厚生労働大臣認定・技能士
厚生労働大臣認定
一級塗装技能士

厚生労働大臣認定・技能士
厚生労働大臣認定
樹脂接着剤注入施工技能士

工事業・県知事許可
塗装工事業・足場工事業
神奈川県知事許可
(般-29)第67357号

株式会社塗装職人は、技能士の育成に取り組んでいます。

おもてなし規格認証 2019 (紅認証) 取得
おもてなし規格認証 2019 (紅認証) 取得

職人からの現場中継