2014年1月18日
外壁塗装の失敗原因。塗料の薄めすぎ・外壁モルタル編① |
人気blogランキングへ |
外壁塗装の失敗原因、モルタル編です。
下塗りをしたモルタルに2つの塗料を用意。
ひとつは「薄めすぎの塗料」。
もうひとつは「正常な塗料」。
ローラーで塗るとその違いに変わりはありません。
乾いても同じ。
その違いの無さを少しでも分かってもらおうと、当時からいろいろやってましたね~
ちなみにこれは平成15年の動画で、当時は今ほどインターネット環境の整備が完璧でないというより、
利用している人のほうが少ない時代でしたので、ビデオカメラを使って、
現場作業を撮影なんてのは、当時からうちが最先端?なんて自慢しちゃいそうです。
でも11年前の塗装の動画はそうそう見れないと思います。
うちの時代を象徴するように、足場は超危険な単管、塗料缶で作ったフネは使いまわし、ローラーも洗って使いまわし、作業服もきたなーい!
塗料の入れ物のサケツは金属製です。
今はプラスチック製で、中のカートリッジが使い捨てなので超便利になったものです。
使い捨てを使いまわしにしている職人さんもいますけどね。
当時から今のものを使って、もっと便利に仕事したかった~という感じです。
さて、今の超便利道具を恨んでいても仕方ありません。
問題は塗料の薄め方の違いは職人さんも判別がつかないということです。
素人さんはもっとわからない。
その違いがわかるのは、きっと2,3年後でしょうか。
薄めすぎの塗料は、まず光沢が急速に落ちてきます。
つやがなくなってきて、汚れが付きやすくなってきます。
外壁塗装というものを突き詰めて考えると、「塗膜」が商品になるわけです。
足場でも養生でもないですね。
最後に残るものは塗膜なのです。
もちろん高級な塗料もはがれてしまえば意味がないわけですから、はがれないことも絶対条件です。
だから下地調整も大事といわれるわけです。
で、薄めすぎの塗料は、塗料の持つ、防かび性、汚染性などの性能を極端に低下させてしまいます。
当時は、大手塗装会社の下請けをやめて間もない時期でしたから、
絶対に厳格に正しい施工を求めていたわけです。
大手塗装会社がとんでもない予算で私たちみたいな下請け業者をいいように使うことがとても許せなかったんですね。
しかも、営業マンはお客さんにはあることないことバンバンに言ってましたから。
もちろん会社ぐるみです。
その会社の根本は、名前を変えてまだ全国展開してますが、怖いですね~
まだまだ11年ほど前の動画は保存されているので、これからもためになるような動画をアップしていこうと思います。
|
お見積もり・お問い合わせフォーム