2018年10月5日
台風で屋根の破損。 |
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最近一気に気温が下がりましたね。 例年では9月末ごろとか多少は残暑があるとは思うのですが、今年は夏入りが早かったせいなのか、夏の終わりも早かったような気がします。 それで今回の台風の影響・・ 自然災害が本当によく話題に上る年になってます。
24号はちょっと怖かったですね。 今までと違って今回の台風だけは、公共交通機関も早めに運行を取りやめたりしたこともあって、それほど強風なのかと警戒も強かったです。 もちろん台風対策は各職人抜かりはないのですが、それでもあれだけの風が吹くと夜もおちおち寝れなかったです。
そういえば今から10年以上前ですかね。 強風で足場が傾いて倒れそうになった時のことを思い出します。 私がまだ現場周りをしていたころ、一度だけ足場のメッシュシートが強風にあおられて傾いたものの電線に引っかかったおかげで倒壊するには至らなかったという出来事がありました。 メッシュシートというのは雨に濡れると風を通さなくなるので風のあおりをまともに受けます。 その当時の現場はたまたま1面だけの足場での部分塗装でしたので、余計に風に弱かったのです。 普通足場は4面で家の周りを囲うので、通常は倒壊しようがないですよね。
でも一面で雨に濡れたメッシュートでしたから、家の一部に足場の揺れを防ぐために止めていた「足場控え」もはずれ、45度ぐらいに思いっきり倒れていました。 実は倒れていたのを知ったのはお隣の方からの連絡。 当の施主さんであるお客様はちょうど留守でしたので、あわててお隣の方が連絡をくださったというわけです。
正直連絡くれたとき、はじめは言っている意味が分からなかったのですが、現場に行ってみるとその状況でしたので本当に体が震えましたね。 電線にもたれかかったように止まっているので、1面の足場を力で押し戻して45度から垂直に元に戻しました。 足場控えを止めなおし慎重に足場に上りメッシュシートを外すのですが、相変わらず風が強いので煽られるのです。 片手は足場、もう片手は家のひさしなどをつかみ体に引き寄せるように引っ張らないとまた倒れてしまいます。
その時の力はもう体が震えるぐらい青ざめてたので多分ものすごい力でお互いを引っ張り倒壊を防いでいたと思います。 めちゃくちゃ怖かったですね。 一瞬強風がゆるくなるのを見計らいながら、一つずつ足場からメッシュシートを外し、足場屋が到着しようやくことを成し得たことを今でも強く印象に残ってます。 それからはそれぞれ担当がよく事前に対応してくれているので、記憶に残るような事故というか迷惑をかけるようなことは台風に関して言えばないと思います。
台風で話が別のところに行ってしまいましたが、ちなみに今回の台風の影響はいつもよりすごかったというのが、お見積もり依頼の内容でうかがい知れます。
やっぱり多いのがスレート屋根の棟板金の関係ですね。 そもそも新築から10年ぐらい経過すると棟板金を止めている釘が抜けかかってきます。 そこに尋常ではない強風にさらされると棟の中にある貫板から外れ悪くすれば飛んでってしまいます。 屋根塗装などをする際にも釘は打ち直すことがほとんどですが、貫板自体がスカスカの時もあるので釘もきかないことから本来であれば貫板の交換か望ましいともいえるかもしれません。 棟板金に次いで多かったのが風でモノが飛んできてスレートが割れたり、雨どいが外れたというのもありました。 うちでもとても手が足りずにつながりのある板金屋にも連絡しまくりましたが、なんと40件近くの問い合わせ対応に非常に苦慮している業者さんもいた程です。 そこにまた週末の3連休に今度は25号が来るとのこと。 私はマンション住まいなのでまだいいですが、一戸建てに住んでいる人としては大型で強い勢力の台風の立て続けは本当に気が休まらないと思います。 うちで対応できるところは現状精いっぱいしていますが、今の状況を見ると手一杯の現状が落ち着くのはもう少し先になりそうです。 ただ今回の事例のような事は急を要します。 屋根全体の対応は無理でも部分的には対応可能だったりもします。 対応できるかはその時々でも変わることがありますので、一応連絡はしてみてください。(もしできなかったらごめんなさい。) 屋根関係は火災保険を使うことも可能かと思います。 部外者的な言い方になってしまいますが、雨漏りはしたらしたらでその時は辛抱していただいて、今後そうならないよう葺き替えや上から被せるカバー工法など対策をとっていきましょう。 |
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