
竹山 takeyama
- ■資格・免許
- 国家資格 一級塗装技能士
神奈川県 塗装指導員
- ■プロフィール
- 塗装歴約13年、1回で国家資格の一級塗装技能士と塗装指導員に合格。
スピードがあり、かつ丁寧な仕事ぶりにはお客さまからも定評があります。
本人いわく、普通に仕事して入れば、普通に丁寧な仕事になる。
幼い子どもがいる、子煩悩なお父さん職人です。
- ■趣味
- 山登り、釣り
竹山の紹介動画
こんにちは塗装職人の竹山です!
今回の現場は横浜市旭区でサイディング外壁の塗装です。
それにしても、やっぱり冬は寒いですね。
そこでクイズです!
これは何だと思いますか?
答えは・・・
じゃん!正解は「投げ込み式ヒ―タ―」という湯沸かし器。
これで缶コーヒーを温めているんです。
身体を動かして作業しているとはいえ、寒いんですよ。
でもコレがあれば熱々の飲み物で生き返ります。
本当に体の芯から温まるんです。
このヒーターはフジマックというメーカーから発売されている「投げ込み式ヒ―タ―」。
建築現場では材料を温める商品として、結構メジャーな物なんですが、メーカーでは飲み物を温める用途としても推奨している商品なんです。
温度も30℃から120℃で調節ができますが、自分は65℃に設定して、缶コーヒーを温めています。
でもこれ以上に温まるのは下の写真。
お客様から出して頂いた「お茶」と「お茶菓子」です。
本当に心が温まります。
㈱塗装職人では「休憩の際のお茶やお茶菓子は不要です」とお伝えしていますが、多くのお客様からお気づかい頂いています。
しかし杓子定規ではなく、何事も「人と人」、こういったお気持ちが職人の原動力でもあるんです。
それでは今日もお客様のため「完璧な仕上げ」で住宅塗装をしていきます。
今日は、市川です。
只今の現場は旭区のアパートの塗替えです。
今回は屋根から施工を行ないました。
アパート屋根の代表選手「折半屋根」です。
この「折半屋根」は鉄製のために錆びてしまっている場合が非常に多く、塗替えの下処理として「ケレン」を行ないます。
ケレンとはサビ取りだけではなく、古くなった塗膜の剥がれも取り除く作業です。
今回の現場では錆びはそれほど酷くはなかったのですが、やはり旧塗膜がササクレ立っていました。
塗装用語で言うトコロの「花が咲いている」といった感じでしょうか。
これを丁寧に皮スキ&ナイロンたわしで削り取っていきます。
しかし、ケレンと言っても色々な方法があるんです。
ディスクグラインダー等で機械的に削る方法や、デッキブラシ型の硬めのワイヤーブラシでケレンする方法、皮スキ(スクレーパー)で削る方法、大型の長柄の皮スキで削る方法やナイロンたわしで落とす方法などなど・・・様々な方法があります。
また、ナイロンたわしで平滑な面をワザと傷を付ける(目荒し)も同時に行なっているんです。
目荒しを行なうことで被塗面の表面積が増え、塗料の密着性が高まる他、ツルツルの被塗面に小さな傷が付き複雑な形状に変えることによって、乾燥、収縮による剥離がおき難い塗膜が形成されます。
「下地がガサガサになったら、塗装後もガサガサですか?」
心配はいりません。
目荒しの跡はサビ止め、中塗り、上塗りで消えてしまいます。
また、住宅塗装では目荒し(目粗し)と言いますが、自動車やバイクなどの板金塗装用語では「足付け」と言います。
次にケレンが終わりましたら、しっかりと掃除をします。
ほうきでゴミを取り、その後業務用のブロアーで細かい粉塵を一箇所に集め、最後にほうきとラスター刷毛でゴミやチリを全て除去します。
その際、雨樋の清掃も行ないます。
このケレン作業は下地作りの大切な工程です。
劣化して剥がれた塗膜や、ガサガサに浮いた錆びや、砂埃の上に塗装しても直ぐに剥がれてしまいます。
「始めよければ終わりよし」とでも言いましょうか、こういった気持ちで、確実に剥がれやサビを取り除きます。
しかし見て下さい。この広さですよ。
この広さをひとつひとつ、手で作業していきます。
ある意味ケレンは「精神鍛錬」です。
同じ体勢で、足元は変則的で、腕も悲鳴を上げるキツイ作業です。
身体が辛くても、手を抜けば長期耐候の塗膜にはなりません。
わたし達は職人です。こういった部分にプライドをかけてお客様に塗装を提供しています。
明日は天気が良ければ下塗りです。
しかし冬場の屋根塗装は夜露や霜を避けるため、15時位までしか作業が出来ませんが、逆に横浜は12月が年間降水量が最も少なく、晴天率が高いんです。
これから晴れの師走は塗装屋にとってラストスパート、気合を入れて頑張ります!